週刊少年ジャンプの値段がいま幾らか知っているでしょうか?
私の購入していた頃は190円くらいと記憶していましたが、いったい今はいくらするんでしょうか?

ジャンプの値段でおおよその年齢が分かりますね…
2020年5月時点でのジャンプはなんと290円もします!
190円だった30年前の1990年から、段階的に上がり続けて30年で1.4倍の値段になっています。
「1.4倍」って聞くとすごい値上がりしているようですが、
物価上昇率では毎年「1.4%」ほど値上がりし続けているだけだったりします。
「1.4%」と聞くとそれほど大きな数字だと思わない方も多いんじゃないでしょうか?
でも、これが積もり積もると大きな値上がりに繋がっていきます。
(2021.01.18追記)
2021年には、ついにジャンプの価格が300円に突入しました!
ついにジャンプの価格が300円になりましたね。
私の読んでた頃は170円…そのうち子供に
「それなに時代の話❓」
とか言われそうやね😅 pic.twitter.com/nlGweFN2qx— 米俵 純一@年収600万サラリーマンが経済的自由を目指す (@power_turtle_) January 17, 2021
日本の金融政策を決めるところである日本銀行も、
年2%の物価上昇を目標にしていますので、
今後も物価上昇が続く可能性は高いと考えられます。

それではジャンプの価格推移を見ていきましょう。
今後も物価上昇率=1.4%で値上がりした時のジャンプの価格
30年前の1990年を起点に、物価上昇率=1.4%で上がり続けた場合の価格は以下の通りです。
年度 | 実際の販売価格 | 物価上昇率=1.4%で上がり続けた場合 |
1990 | 190円 | 190円 |
2000 | 220円 | 218.3円 |
2010 | 240円 | 250.9円 |
2020 | 290円 | 288.3円 |
2030 | ??? | 331.3円 |
2040 | ??? | 380.8円 |
1990~2200年の販売価格が、物価上昇率=1.4%で上がり続けた場合の価格とかなり近くなるのが分かります。
そして注目して欲しいのが、2030年と2040年の価格です。
あくまでも物価上昇率=1.4%で上がり続けた場合の仮定ですが、
20年後の2040年にはジャンプの価格は380円となり1990年の2倍にまで上がることになります。
サラリーマンも子供も、昔と同じ小遣いでは足らないことがよく分かります(笑)

昔は1000円のおこづかいで、
ジャンプ×4冊と、駄菓子が買えたのに…
これはお金の価値が下がった、ということを意味します。
ジャンプの価格は大きな経済的出来事と同調
物価上昇率とは別の話ですが、
日本にとって大きな経済的出来事があるとジャンプの販売価格も上がっています。
|
今後、消費税は下がることはなくとも、上がることはあるでしょう。
その度に、ジャンプの価格も上がるかもしれません。
ちなみに、単行本のジャンプ・コミックスについても価格推移を調べてみました。


意外にも、週刊少年ジャンプと違う
価格推移となっていて、興味深かったです。
ジャンプ以外の価格も上がり続けている
ここまでは週刊少年ジャンプの価格について考えてきました。
値上がりしているのがジャンプだけならまだしも、
当然のことですが他の商品/サービスの価格も上がり続けています。
小学校の卒業アルバムに当時の物価が載っていましたが、
この26年で軒並み1.1~1.5倍ほど価格が上がっていました。
各商品の25年前と現在の価格については、
【25年前の卒業アルバムに当時の物価が出ていました。現在と比較すると…】
で比較しています。

ここでもお金の価値が下がった、ということが分かりますね。
価格が上がった分、私たちの給与も増えていれば問題ないのですが、、、
サラリーマンの平均年収の推移
サラリーマンのここ30年の平均年収は以下のようになります。
年度 | 平均年収 |
1990 | 425 |
2000 | 461 |
2010 | 412 |
2019 | 441 |

多少の増減はあるものの、
ほっとんど変わっていませんね。
仮に1990年に比べて物価は1.4倍で年収はそのままだとすると、
私たちは年収が70%に目減りした生活をしているのと同じことになります。
社会保険料が増えていることを加味すると、
手取りはさらに減少していることになります。

そらキツイわ。
何もしなければジリ貧の暮らし
現時点でカツカツの生活をしている人は、
知らず知らずのうちにジリ貧状態になっている恐れがあります。
私自身、今年で40歳になりますが、
同年代の多くの友達が住宅ローンと生命保険、自動車ローンでギリギリの生活をしています。
会話をしていると、貯金すら出来ていない可能性が高いように思います。
実際、日本全体の20%以上の家庭が貯金ゼロだとも言います。

社会に出て約20年、
頑張って働いてきた結果にしては寂しい限り…
今後も年功序列で給料が上がるならまだしも、
上がらない場合は、現在の生活水準がキープできなくなります。
直近のコロナショックでこの危険性に改めて気づいたかたも多いんじゃないでしょうか?
お金の価値がどんどん減り続ける、という事について、
【えっ!?1万円が1万円じゃなくなる!?】
でもう少し掘り下げてお話ししています。

まとめ
人口が増え続け、日本経済がどんどん成長していた時代ならいざ知らず、
超高齢化社会で人口が減り続ける状況では、
個々人でなんらかの対応をする必要があります。
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この2つは自覚しておいた方がいいでしょう。

週間少年ジャンプの話から、
エライ壮大なまとめになってます。
この状況を乗り越えていくためには、自分で動き出す必要があります。
現物の本を買うのも楽しいですが、
「スキマ」のような配信サービスを使うことで、安く楽しむ事ができます。
他には、「楽天経済圏」を利用して大量のポイントをもらう事で、
普段の生活での支払いを節約する。

または、最初は少額からでもいいので「投資」を始めて、
お金がお金を産むのを経験するのも、非常に有意義だと思います。

おまけ:数字のマジック
いくら値上がりしたとはいえ、ジャンプ1冊は300円で買えます。
が、この「1冊は300円」というのが数字のマジックだったりします。
通常、ジャンプを1冊買って満足する人は少ないと思います。

続きが気になるな~
と思って、次の号、そのまた次の号と買っていくものです。
好きな作品を読むために、何年も買い続けるのも珍しいことではありません。
つまり、ジャンプの値段は「1冊」ではなく、「月間」や「年間」で考えるべきなのです。
(1年分だと、300円×4冊/月×12ヶ月=14,400円もします)
ジャンプ1冊300円で売っていたら、

300円で安いし、買っちゃおうか。
と言う人でも、ジャンプ1年分で売っていたら、

1年分で14,400円か、高いし止めとこ…
となる人もいるでしょう。
「数字を小さくして、安いように見せる」
というマジックはいたる所にあるので、
気を付ける必要があります。

住宅ローンもそうですね。
「月々のローンは〇万円、この価格で夢のマイホーム!」
みたいな宣伝に引っかからないようにしたいです。
実はお金については「知っているだけで得すること」が沢山あります。
そんな「知っているだけで得すること」を
1記事=3分以内で読めるくらいの長さでまとめたのが、
【3分で読めるお金の基礎知識】です。

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お金の知識をちょっとずつ高めていって下さい!
