25年前の卒業アルバムに当時の物価が出ていました。現在と比較すると…

その他
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「物価が高くなったけど給料はそのままなので生活が苦しい」

って人も多いでしょうが、実際のところ物価はどれくらい上がっているんでしょうか?

1993年の小学校の卒業アルバムに当時の物価が書いていたので、現在の物価と比べてみました。

それにしても小学生で当時と将来の物価がどれくらい違うのか興味を持つなんて、

面白いというかごく現実的な子供もいたもんですね(笑)

それでは物価が上昇しているかどうか各ジャンルごとに見ていきましょう!

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通信費

5つに分けたジャンルのうち、最も時代を反映するのが通信費です。

なにしろこの頃は留守電で「おぉっ!」となっていた時代です(笑)

 1993年2018年物価上昇
電話10円(3分)10円(57.5秒)3.13倍
テレカ500円(50度数)販売停止
はがきの切手
41円
62円
1.51倍
コピー10円(1回)10円(1回)0%

1993年当時は、ほとんどの小学生は携帯電話なんて見たことも触ったこともありませんでした。

電話代が3分10円というのは公衆電話での区域内のことでしょうから、現在の価格を調べてみました。

長いこと公衆電話を使ったことがなかったのですが、3倍強の値段とえらい高くなってるんですね!

 

現在では、公衆電話を使う機会がまずありませんし、

今の二十歳くらいの人は使い方も知らないんじゃないでしょうか?

実際、20代のうちの妻も公衆電話の使い方は分からないそうです。

テレカについてはすっかり絶滅危惧種になっちゃいました。

26年後にこんなことになるなんて考えもしませんでした^^;

交通費

ローカルな路線を選んでいるため、昔住んでいた場所が丸わかりです(笑)

 1993年2018年物価上昇
バス代(豊中市内線)190円220円1.16倍
電車賃(千里中央~服部緑地緑地)40円(子供料金?)
→80円(大人)
120円1.5倍

物価上昇率が平均で1~2%で26年経ったとすると、ほぼ妥当な価格になっていますね。

ちなみに電車運賃は日本国内で初乗り運賃が最も安くて、

マニアの方には有名な北大阪急行のものです。

今でも十分に安いですが26年前は異様に安いですね。

筆記具

現代の小学生がどこで文房具を買うかなと考えると、100均ですべて事足りるんですよね。

各ジャンルの中で唯一、物価上昇の感じられないものでした。

 1993年2018年物価上昇
シャーペン100円(1本)100円(1本)1倍
シャーシン200円(40本入り)100円(40本)0.5倍
ノート100円(1冊)100円(1冊)1倍
鉛筆50円(1本)

25年前は文房具屋さんに行って買ってた時代で、

今は100均でなんでも買えるのでいわゆる文房具屋さんってなかなか見なくなりました。

よって物価上昇はほとんど感じられない、

もしくは25年前より安く買うことが出来るようになりました。

鉛筆…買わんじゃろ、ということで「-」にしています。

エンタメ関係

 1993年2018年物価上昇
ガチャガチャ100円100円~200円1~2倍
UFOキャッチャー100円100円~200円1~2倍
ジャンプ200円250円1.25倍
コミックス390円440円1.13倍
ボンボン
480円
廃刊

ストⅡ(ゲーセン)50円100円2倍
コロコロ360円550円1.5倍

とにかくコロコロ高っか!!小学低学年に550円をぽんっと出せますか??

それとも電子版読んでるのかもしれませんね。。

そしてボンボンってなんだっけ…!?

 

ちなみに、別記事にて週刊少年ジャンプの価格の推移をまとめています。

価格の上昇を考えると、

子供のお小遣いは、自分の頃と同じ感覚ではイケないな、

と思います。

週刊少年ジャンプの価格の推移から考える物価の上昇について
週刊少年ジャンプの値段がいま幾らか知っているでしょうか?私の購入していた頃は190円くらいと記憶していましたが、いったい今はいくらするんでしょうか?ジャンプの値段でおおよその年齢が分かりますね… 2020年5月時点で...

飲食関係

ジュース、かけそば(渋い!)の値段がさほど変わってないこともいざ知らず、

子供がいかに駄菓子のことを考えているかよく分かりました。

31種類の商品の価格が書かれていた中で、なんと11種類が駄菓子です(笑)

 1993年2018年物価上昇
駄菓子今と同じ値段
ジュース110円120円1.09倍
かけそば200円230円1.15倍

挙げられた種類をみていくと、子供の頭の中のかなりの部分を駄菓子が占めることが分かります。

それも、リストの前半部分に駄菓子がまとめて書かれていたので、

もはや半分は駄菓子といってしまっても良いかもしれません。

種類が多いので表にはまとめていませんが(邪魔くさい…)

値段がほぼそのままなのは、改めて考えると企業努力の成果ですよね~。

まとめ

あくまでも小学校の卒業アルバムからの調べですが、

物価上昇について各種類で比べてみましたところ、おおよそ1.1~1.5倍程度は金額が高くなっていました。

 

ちなみに、1年あたり1~2%の物価上昇があったとすると、

100円のものが26年後には128~164円に値上がりしますので、

1.3~1.6倍ということで卒アル調べのものとほぼ合致してきます。

 

日銀は金融政策として、年2%の物価上昇を目指すと公言していますし、

(日銀の金融政策はこちらを参照)

今後もこの26年と同様にゆるやかな物価上昇が続くとすると…

もし銀行貯金、タンス貯金だけをしていたら…物価上昇を考えずに貯蓄型の保険に頼っていたら…

お金をたくさん持っている人も、そうでない人も、

将来設計をする場合には物価上昇を考える必要がありますね。

 

物価の上昇と、その対策については別記事でも考察しています。

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