私が勤めていた前職は、社員10人ほどの零細企業です。
零細企業あるあるでしょうが、
弊社では創業者である社長がワンマンで「絶対権力者」です。
社長には誰も逆らえないおかげで、
息子である若様には、数々の信じられない言動があります。
もし、このページを読んでくれている人の会社で、
同じような社長や若様がいるなら、

迷わず、さっさと逃げて下さい。
そんな会社には、ロクな未来はありませんし、
あなたにとって何の学びにもなりません。
社内で会長のことを「パパ」と呼ぶ
40後半の若様は、社長のことを「パパ」と呼びます。
プライベートでどう呼ぼうと勝手ですが、さすがに社内では…と思いますね。
もちろん、敬語も使いません。。。
トイレに行くと最低でも10分は帰ってこない
何をしているかというと、トイレでスマホで遊んでいるようです。
しかも、会社はフロアにトイレが1つしかない雑居ビルに入っているので、
若様がトイレに行くと、他の人は10分程トイレに行けなかったりします。

注意すると
「なんでダメなんや!?」
とキレられたこともあります。
「会社のトイレが暑い」と言うと、クーラーが設置される
職場は古い雑居ビルに入っているので、
トイレには空調は付いていません。
そこで、若様が「トイレが暑い」と文句を言うと、
こんなクーラーが設置されました。

トイレがめっちゃ狭くなりました(笑)
しかも、クーラーをトイレの床に置くと、トイレ掃除の際に水浸しになるのはアカンとのことで、
設置するための台を鉄工所でオーダーしたようです。

クーラーと台を合わせると、
15万くらいしたそうです。
ちなみに、業績が悪いので給料は上がりません。
「マウスで手荒れが気になる」ので、1個1万円のマウスが支給される
業務ではずっとパソコンを使っているため、
若様はプラスチックのマウスによる手荒れが気になるそうです。
そこで弊社では、1つ1万円もする木製のマウスが支給されました。
ちなみに、

クリック感や持ち心地など、
恐ろしく使いづらいです(笑)
他の社員は長時間勤務なのに、若様はパパと一緒に定時で帰る
零細企業にありがちですが、
前職は紙文化が根強く、お世辞にも効率よく業務をこなしているとは言いにくいです。
その結果として、長時間労働が普通に行われているのですが、
若様はパパと一緒に帰るために、定時に退勤します。

そのために、定時が近づくと、
周りが若様に気を利かせてバタバタとフォローしだします。
ちなみに、やり繰りを工夫して私が早くに帰っていると社長に、
「みんなは遅くまで頑張っているのに、君は…」
と有難い言葉を頂きました。
「隣の席が気になる」ので、高さ2.0mのパーテーションが設置される
バカ高いパーテーションのおかげで、周囲の目線は全然気にならなくて、
社内はさながらマンガ喫茶のようです。

おかげで、業務中でもネットで動画を見放題です。
「忘年会に行きたくない」との一声で、社内の忘年会が撤廃される
若様が「忘年会に行きたいくない」と言うだけで、
社長命令で、その年から忘年会は無くなりました。
忘年会は無くなりましたが、社長と若様と女性陣を除いた5人で、
「幹部会」という暴力団みたいな名称の忘年会が出来ました。

たった10人の会社で、
そのうちの5人が参加させられる「幹部会」ってなに?
若様に少し厳しく指導すると担当を外されて、二度と一緒に仕事が出来ない
業務の立て込んでいる時期に、
|
若様にお願いしたことがあります。
もちろん、定時に上がれるようにサポートしつつです。
これ以来、私は若様と仕事をする機会は無くなりました。

若様曰く
「納得できるモノを作りたいので、急かされたくない」
との事でした。いや、他の業務…
コロナ禍で若様は完全にテレワーク、他の社員がテレワークすると非難される
コロナ禍になって以来、若様は完全にテレワークです。
私は子供が誕生したのと、コロナ禍を理由にテレワークに切り替えました。

そこで私が社長に言われた言葉は、
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うん、若様は!?(笑)
本音を言えば、
育休を取らずに、テレワークで対応した事を感謝して欲しいくらいです。
会社で「パパお金」と催促に行く
お金が無くなると、若様は社長室に行って、
「パパお金!」
と催促しています。
本人に恥の意識はないので、
これをオフィスでする事もしばしばです。
まとめ
以上、創業者である社長がワンマンすぎることにより、
息子である若様が数々のバカな言動をしている件でした。
この様な会社ですから、社内では80歳になる社長が絶対権力者であり、
誰も社長の意に逆らうことはしません。
この会社の重大な問題は、若様の言動ではなく、
|
という2点です。
その結果として、
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という、昭和感溢れる未来もへったくれもない会社になっています。

当然の結果ですが、
コロナ禍になってからの業績は真っ赤っかです。
もし、このページを読んでくれている方の会社で、
同じようにワンマンすぎる社長がいるのであれば、
遅かれ早かれ、同じように未来のない状況に追い込まれます。

大塚家具みたいに大きな会社でも、
ワンマン社長のおかげでボロボロになったのは
記憶に新しいところですね。
こんな会社はさっさと逃げてください。
残念ながら、改善されることは絶対にありません。
そう、ワンマン社長が亡くならない限り。。。
私自身はどうかというと、41歳にしてこの会社を辞めて転職しました。
「早く辞めなかったこと」への後悔はありますが、
「辞めたこと」への後悔はまったくありません。

辞める時にも色々ありましたし(笑)
ブラック企業を辞めるために、
私が考えた事や実践した事は、別記事にまとめています。
