辞めたら天国!?ブラック企業という共同幻想から【抜け出す】ためにするべき事

働き方
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長年、親族の経営する土木建築業界のブラック企業で働いていましたが、

意を決して転職活動をして、先日内定をもらう事ができました。

 

  • 上司から罵倒されたり
  • ムリな納期のために、1人で徹夜したり
  • 私1人しか出来ない業務が多々あったり(もちろんインセンティブはなし)
  • 長時間勤務や休日の少なさ

あまり家では仕事の話をしなかったのですが、

転職を決意してから妻に会社のことを話すと、

なんで若いうちに辞めへんの…(笑)

と言われました。

分かっていても、

あまりに疲弊して辞めることすら困難になるのが、ブラック企業の怖いところです。

 

この記事では、私自身の経験から、

  • ブラック企業で働き続けてしまった理由
  • ブラック企業から抜け出すためにした事

を記しています。

同じようにブラック企業で苦しんでいる人の

参考になったらいいなと思っています。

逃げるが勝ちですよ!

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【思い込み】が悪循環の始まり

毎日のように罵倒されたり、ムリな業務量を押し付けられていると、

次第に仕事に対しての思い込みが強くなっていきます。

  • 誰にも手伝ってもらえない(手伝ってもらうと上司に因縁をつけられる)
  • どんなに多くても、なんとか業務をこなさなきゃいけない
  • 他に仕事が見つかるか分からない
  • なんとか仕事を続けなくてはいけない

このような思い込みから、

ムリな業務量と納期をこなしてきました。

1人だけで徹夜したことも、数えきれない程あります。

深夜ラジオが心の慰めでした。

“私以外にも働いている人がいる”(笑)

 

当たり前ですが、こんな働き方をしていると人間的に成長できるワケもなく、

悪循環に陥ります。

①ムリな業務量をおしつけられて、ヘロヘロになりながら片付ける③何年経っても同じ業務しか出来ない=年齢に対して知識やスキルの引き出しが少ない人材になる
②毎日の業務に目いっぱいで、新しい仕事や資格にチャレンジする気力がない④知識やスキルについて非難され、今までと同じ業務をムリな業務量を押し付けられる→①に戻る

 

この悪循環にハマってしまい、

仕事は早くなったものの、何年経っても出来る業務は一緒のままでした。

 

当時は「なんとか仕事を片付けなきゃ!」と必死でしたが、

そもそも、仕事が回らないのは一社員の責任ではありません

ただただ経営者の怠慢です。

適切に人員を配置して、

仕事の割り振りが出来るようにするのは、経営者の責任です。

 

私が必死に業務に取り組んでる一方で、

別記事のようにワンマンの会長や、会長の息子は好き勝手していました。

【こんな会社はすぐ逃げるべき】零細企業で社長がワンマンすぎた会社の末路
私が勤めていた前職は、社員10人ほどの零細企業です。零細企業あるあるでしょうが、弊社では創業者である社長がワンマンで「絶対権力者」です。社長には誰も逆らえないおかげで、息子である若様には、数々の信じられない言動があります。 ...

会長がワンマンすぎるので、

会社の方針は

会長に怒られないようにする。

という腐ったものです。

【他企業に求められている人材ではない】と思い込んでいた

  • 勤めているのは親族の経営する零細企業
  • 何年経っても出来る業務は一緒のまま

この事実が強烈なコンプレックスになり、

いつしか自分自身を「他企業に求められる人材ではない」

と思いこむようになっていました。

が、求める求めないは他企業が決める事です。

決して、自分自身で決める事ではありません。

ましてや、

現職のブラック企業に決められる事でもありません。

転職エージェントとの面談が、思い込みを解くきっかけに

なかなか、自分を卑下するような思い込みから抜け出せずにいましたが、

転職エージェントとの面談がきっかけとなり、

少しづつ思い込みが解けていきました。

第三者に話を聞いてもらうことは、

いいきっかけでした。

 

複数の転職エージェントに話を聞いてみて、

共通して「転職するのに大切」だと言っていたことは、

  1. 今まで経験してきた業務、スキル
  2. 受け答えや話し方、身だしなみなどの人間性
  3. 転職市場の動向やタイミング

この3つを総合的に考えて、

確かにスキルは多くはありませんが、

1社でマジメに続けてきたことはアピールポイントですし、

業界的に30~40代の人材が不足しているので、大丈夫です。

見つかりますよ!

と言ってもらえたこと、

多くの求人を紹介してくれた事は、

自信を回復する助けにもなりました。

 

転職エージェントからの情報では、私の働く土木建築業界は、

  • どの会社でも、30~40代の人材(氷河期世代)が圧倒的に不足している
  • 「即戦力」の人材は殆どいないので、中途採用でも将来性を加味した採用をしている
  • コロナ禍でも求人数は、大きく減っていない

と、

転職するにはいい追い風が吹いてました。

 

現職の上司や、親からは、

コロナ禍で大切な時期に、

仕事なんて見つからない!

とさんざん言われましたが、冒頭のツイートの通り、

2社目の面接で内定をもらう事が出来ました。

自分だけで転職活動をしていたら、この結果にはならなかったと思います。

まずは精神的に会社と距離を取ること

「ブラック企業から抜け出したい!」と思っても、

なかなか転職活動もマトモに出来ないし、

いざ内定が出ても、すんなりと辞めさせてくれないのがブラック企業の怖いところです。

 

ブラック企業に長年いると、

  • どんなに業務が多くても、なんとかこなさなきゃいけない
  • 他に仕事が見つかるか分からない
  • なんとか仕事を続けなくてはいけない

といった思い込みに支配されてきます。

これでは、

まともに転職活動すら出来ません。

 

このような人材は、ブラック企業の経営者は、

「洗脳済みでめっちゃくちゃ都合のいい使い捨てのコマ」

としか考えていません。

根がマジメであればあるほど、

責任感から過度な義務感を感じるようになります。

 

気が付くと、

誰のためにこんなに働いてるの…

といったことになっています。

 

  • ムリな業務量をこなす → 少ない人員で済む = 経営者が儲かる
  • ムリな業務量をこなす → 新しいスキルが身につかない → 給料が上がらない = 経営者が儲かる
  • ムリな業務量をこなす → 会社の収益が上がる = 経営者が儲かる、おこぼれを従業員がもらう

と、ブラック企業でどこまで頑張っても、

経営者(だけ)が儲かるようになっています。

 

理想を言えば、

  • 勤務時間を減らすために休日出勤や残業を減らす
  • テレワークに切り替える

などで、物理的に会社と距離を取るのが

思い込みを解くのに一番ですが、

ブラック企業ではなかなかそう出来ないのが現状です。

私は運が良くて、子供の出産に合わせてテレワークに切り替えましたが、

それでも思い込みを解くのに半年かかりました。

 

現実的に出来る事は多くないでしょうが、

  • 経営者がアホで、仕事が回らん!

と、強く心に刻み込む事から始めてはどうでしょうか?

まとめ

以上、私がブラック企業で働き続けてしまった理由、

ブラック企業から抜け出すためにした事、についてでした。

  • ブラック企業にいると、悪循環にハマってしまう。
  • 他企業に求められる人材かどうかは、転職市場に出てみないと分からない
  • まず転職エージェントと面談することがおススメ

病んでしまうくらい過酷なら、

ずる休みなり、退職代行でまずは逃げましょう。

身体も心も、壊れたら完全には元にはもどりません。

 

ちなみに先日、現職に退職願を提出してきました。

その結果、

思わずツイートネタにしてしまうほど、ひどい仕打ちでした(笑)

ちなみに上記の会社の対応についてですが、

市の労働相談窓口に相談しましたところ、

「賃金未払い」にあたる可能性があるそうです。

 

こんな会社にいて報われるハズがありません。

ブラック企業にいて疲弊している皆さん、とっとと逃げましょう。

失った時間は帰ってきませんよ!

 

ちなみに、この記事を書いた数日後、

精神的にパンクしてしまって、

退職代行を使って即日で仕事を辞めることになりました。

私と同じようにパンクしそうな人に読んでもらいたいと思って、その顛末を書いています。

会社のために人生を捧げても、会社は応えてくれるとは限りません。

辛い目にあっている人はさっさと逃げて、しっかり休んでください。

全然悪い事じゃありませんよ。

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