ドラゴンボールを読んでいると、
車がめちゃくちゃ魅力的に書かれています。
特に本編とは関係なくマニアックな車が登場します。
絶妙なデフォルメがまたいい。
作者の鳥山明先生は面倒くさがりで有名で、
悟空をスーパーサイヤ人にした理由として
「髪をベタ塗りするのが邪魔くさかった」
というのはファンの間では有名な話です。
それなのに作中に色んな車が出てきて、
しかもそれがしっかりと書かれているということは、
車への愛がスゴイ。
という事で、今回はドラゴンボールに出てきた「実在の車」を紹介していきます。
マニアックな車種がいっぱい登場するので、
おら、ワクワクしてきたぞ。
大人買いして、全巻一気に読みたい方はこちらからどうぞ。
第1巻:ルノー・サンクターボ
記念すべき(?)ドラゴンボールに登場する車の1台目は
「ルノー・サンクターボ(Renault 5 turbo)」です。
ボディのサイドやリアの
「TURBO」のロゴがザ・80年代。
ブルマの初登場のシーンで、
乗っていたのがこのルノー・サンクターボです。
ルノー・サンクはフランスのごく普通のファミリーカーですが、
このサンクターボはそんな生易しいモノじゃありません。
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という、半ば狂った車です。
ホットハッチ好きには
“堪らない車”でもあります。
第1~2巻:フィアット・アバルト595
そして1巻には、もう1台の”堪らない”ホットハッチが登場します。
牛魔王の城に向かう時に乗っていたのが
「フィアット・アバルト595(FIAT ABARTH 595)」です。
ドアの内側や、ペダルの
リアルな書き込みがそそります。
ルノー・サンクターボと同様に
このフィアットもメーカーがカリカリにチューンした車です。
フィアット・チンクエチェントの中でも、ノーマルのフィアット500ではなく、
フィアット・アバルト595を登場させるあたり、
堪らんです。
そして、悟空が初めてかめはめ波でぶっ壊した車が
フィアット・アバルト595でもあります。
第3巻:スーパーセブン、ビートル、トライアンフTR4
第3巻ではついに天下一武道会が始まるので、
作中に車が出てくるような場面が少なくなってきます。
その代わりに、トビラページに3台の名車が登場しています。
鳥山明先生が、
車を書かないとストレスが溜まんですかね。
ケータハム・スーパーセブン
ほぼ半世紀も作られていますね。
山道で見かけたら、絶対他とは間違えようがありません。
個性の塊です。
フォルクスワーゲン・ビートル
空冷エンジンのバタバタバタ、、、
といった音がイイです。
トライアンフTR4
あるとすれば、
ヒストリックカーイベントで見た事があるくらい。
第4巻:ポルシェ911、トヨタMR2
第3巻に引き続き、第4巻も天下一武道会を中心に話が進んでいくので、
なかなか車が登場する場面がありません。
無理やりトビラページで登場させるあたり
「愛」を感じます。
ポルシェ911(930型)
力強いオーバーフェンダーも
男性的なセクシーで堪らんです。
トヨタMR2(初代)
バンパーとリアスポイラーが黒いので、
「前期型」だと思われます。
第8巻:ACシェルビー・コブラ
ACシェルビー・コブラ(AC Shelby Cobra)といえば、
綺麗なブルーメタリックのボディーカラーが有名ですね。
第8巻の表紙で、そのブルーメタリックの車体が書かれていました。
ドラゴンボール全42巻の中で、
表紙に最初に登場するのがこのシェルビーコブラです。
こちらが実写です。
カッコよすぎて泣く。
シェルビー・コブラは1960年代に発売されたスポーツカーですが、
なんと現在でも新車が販売されていて、シェルビー・アジアで購入できます。
第12巻:ホンダ・ライフステップバン
表紙では2台目の登場となるのが、
ホンダ・ライフステップバン(LIFE STEP VAN)、通称ステップバンです。
現代で言えば「軽トールワゴン」というカテゴリーで、
1993年のスズキ・ワゴンRの発売以来 一般的になったカテゴリーです。
このステップバンのすごいのは、同様のアイディアを1972年に販売していたこと。
発売するのが早すぎた車。
この表紙に出てくるステップバンは、
アメリカンにカスタムしているのが
カッコいい!
第13巻:スズキ・ジムニー
13巻の表紙は、日本の誇る名車「スズキ・ジムニー(Jimny)」です。
カンガルーバンパーが
1980~90年代の雰囲気ですね。
ジムニーといえば、2018年に発売された4代目が大人気だそうです。
大人気すぎて、納車まで1年待ちだとか。
13巻の表紙で描かれているのはジムニーの「2代目」です。
車&軍モノの大好きな鳥山明先生らしいチョイスですね。
まとめ
車への愛が感じられます。