Xでゆな先生の「底辺職ランキングとは違う、本当の日本の待遇のグラフ」が
話題になっていました。
1. 肉体労働か頭脳労働かは、年収と相関関係ではない
2. 実際はU字型の年収カーブを描く
3. 社会的底辺と呼ばれるドカタや建設は成り手が少なく意外と待遇が良い
4. 一番待遇が悪いのは中小企業の工場現場や介護職など替えがきく商売(続く) pic.twitter.com/6yCHZyef68
— ゆな先生 (@JapanTank) June 30, 2022
このポストを見て、自分の置かれている状況が最悪ではないことが再認識しました。
自分の状況はざっくりと以下の通りです。
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そこで今回は、
氷河期世代の土木建築系ホワイトカラーの人材価値について書いていきます。
思いのほか追い風が吹いています。
土木建築系は人材不足で意外と給料が高い
ゆな先生のポストには以下のように書かれていました。
1. 肉体労働か頭脳労働かは、年収と相関関係ではない
3. 社会的底辺と呼ばれるドカタや建設は成り手が少なく意外と待遇が良い
土木建築系=3Kのイメージが強いので、
慢性的に人材不足です。
そして、土木建築系にもホワイトカラーもいます。
業界のイメージが悪いことから、ドカタと同様にホワイトカラーも人材不足です。
人材不足なので、給料もそれなりに高くなります。
先ほどのゆな先生のポストの画像だと、
土木建築系のホワイトカラーは以下の場所となります。
能力、学歴の割に給料は高めですが、
むちゃくちゃ高くないので、さほど話題にならないゾーン。
土木建築系の氷河期世代はさらに深刻な人材不足
土木建築系の業界自体が人材不足なうえに、
2024年現在で30代後半~40代後半の氷河期世代はさらに深刻な人材不足です。
なんぼでも転職先が見つかります。
上記の年齢の人が新卒の頃は、土木建築業界は向かい風が吹きっぱなしでした。
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まさに三重苦。
当時の土木建築系で働こうとする人は少なく、
現在の氷河期世代の人材不足に繋がっています。
ちなみに、氷河期世代が深刻な人材不足である事は、
以下からもつねづね実感していました。
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順番に解説します。
転職エージェントとの会話
ボクが初めて転職活動をしたのが2017~2018年ですが、
その際に転職エージェントの方に言われました。
氷河期世代はそもそも就職した人数が少なかったのと、その後にキャリアを続けてきた人が少ないので、希少価値が高いんですよ。
2024年に転職エージェントと話したときも、
全く同じことを言っていました。
土木建築系の取引会社との会話
メーカーの販売促進もしている事から、
土木建築系の取引会社にしょっちゅう訪問しています。
対応してくれる人の中には、バリバリと実務をこなす若手社員もいれば、
採用面接に同席するような役職付きの方もいます。
会話の中で、社員の年齢構成について話す事はだいたい同じです。
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大きい会社でも、小さい会社でも同じ事を言っています。
現職の年齢構成
現職の土木建築系の某メーカーは社員数=およそ100人です。
その中で40代前半はボク1人。
年齢層をちょっと広げて30代後半~40代後半でも10人未満です。
これは土木建築系の取引会社に訪問していても、
肌感覚としてほぼ合致します。
冗談で”うちおいでよ”と言われる事もチラホラw
労働環境は以前よりだいぶ改善している
土木建築業界の、
過去の労働環境はお世辞にも良いとは言えませんでした。
というか最悪。
特に繁忙期には以下のような事が日常茶飯事でした。
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繁忙期(2~3月)はだいたい記憶がない。
この流れはコロナ渦をきっかけに、一気に改善されました。
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ちなみに、残業時間が規制される事により以下が起こります。
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土木建築系で働いて20年、
初めて追い風を感じています。
まとめ
以上、氷河期世代の土木建築系ホワイトカラーの人材価値についてでした。
まとめると以下の通りです。
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今まで苦しむ事の多かった氷河期世代は、
この追い風を掴みたいところです。