【値上げ記録まとめ】吉野家の牛丼~1965年以来の価格推移~

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価格推移・値上げ
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お昼時にさっと食べられて、美味しくてボリュームもある。

そんなサラリーマンの味方が【吉野家の牛丼】です。

実は創業120年以上の老舗。

 

誰もが一度は食べた事のある吉野家ですが、

実は、近年は毎年のように値上げされています。

「あれっ、なんか高くない?」と思っていた方いませんか?

 

そこで今回は吉野家の牛丼の価格推移を調べてみました。

この記事では以下の事が分かります。

  • 1965年以降の吉野家の牛丼の価格推移
  • 並盛、大盛、特盛のサイズ毎の価格推移
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吉野家の牛丼の価格推移

牛丼の価格を確認できた1965年以降の、価格推移をグラフにしたのが以下です。

吉野家の牛丼の1965年~2024年の価格推移

並盛、大盛、特盛の3つとも、

同じような値上げ・値下げをしていて分かりやすいですね。

注1)並盛は1965年以降の価格推移

注2)特盛は1991年に発売されてからの価格推移

注3)大盛は1991年(特盛発売)以降の価格推移(大盛の発売時期は不明です)

 

上記のグラフでは詳細な金額が分かりにくいので、

値上げ/値下げされた年のみピックアップしました。

年度 並盛(税込み) 大盛(税込み) 特盛(税込み) 備考
1965年 120円 ???
1966年 200円(↑) ???
1975年 300円(↑) ???
1979年 350円(↑) ???
1990年 400円(↑) ???
1991年 500円 650円 特盛 登場!消費性3%導入
1997年 消費性5%導入、価格は据え置き
2000年 600円(↓) 初めての値下げ
2001年 280円(↓) 440円(↓) 540円(↓) 大幅な値下げで並盛=280円に!
2004年 販売休止 販売休止 販売休止 BSE問題により販売休止
2005年 280円 440円 540円 価格そのままで販売再開
2006年 380円(↑) 480円(↑)
2007年 630円(↑)
2013年 280円(↓) 440円(↓) 540円(↓) 2度目の値下げ
2014年 300円(↑) 460円(↑) 560円(↑) 2年連続の値上げ、消費性8%導入
2015年 380円(↑) 550円(↑) 680円(↑) 初めての3年連続の値上げ
2019年 387円(↑) 563円(↑) 695円(↑) 消費税10%導入
2021年 426円(↑) 613円(↑) 778円(↑) 値上げにより最高価格を更新
2022年 448円(↑) 635円(↑) 800円(↑) 2年連続の値上げ
2023年 468円(↑) 655円(↑) 820円(↑) 3年連続の値上げ
2024年 498円(↑) 696円(↑) 872円(↑) 4年連続の値上げ
2025年 498円(↑) 740円(↑) 938円(↑) 5年連続の値上げ

2000年以降のデフレの時代に、

一気に低価格路線を強化したのが分かります。

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吉牛、実はこんなに値上がりしていた

並盛はずっと400円以下をキープしていましたが、

近年はかなり価格が上がって来て500円に迫る勢いです。

というかワンコインを維持するための

価格設定に思えてくる。

 

ちなみに現在の価格で10年前の2015年にタイムスリップしたとすると、

  • 並盛 498円:2015年には並盛が118円安く食べられた
  • 大盛 740円:2015年には特盛を食べて、60円のお釣りがきた
  • 特盛 938円:2015年には並盛と特盛を食べて、8円のお釣りがきた

泣けてくるほど値上がりしてる、、、

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吉野家の創業年と他の外食チェーンを比較

ここからは余談ですが、冒頭でサラッと「創業120年以上の老舗」と書いていました。

これだけの老舗なのに、

庶民の味方なのも面白い。

 

そこで、他にも歴史のある外食チェーン店がないか、

創業年を調べてみました。

  • マクドナルド : 1971年
  • モスバーガー : 1972年
  • ガスト : 1992年
  • サイゼリヤ : 1973年
  • 吉野家 : 1899年
  • すき家 : 1982年
  • 松屋 : 1966年
  • 丸亀製麺 : 2000年
  • スシロー : 1984年
  • はま寿司 : 2002年
  • くら寿司 : 1977年
  • なか卯 : 1966年
  • カレーハウス CoCo壱番屋 : 1978年
  • ハンバーグレストラン びっくりドンキー : 1968年
  • 餃子の王将 : 1967年
  • やよい軒 : 1886年(!)
  • まいどおおきに食堂 : 1988年

ほとんどの外食チェーン店は終戦後〜バブル期の間に創業されています。

人が多くて、日本にまだ勢いのあった時期。

 

そんな中で異彩を放っているのが「やよい軒」で、

1886年創業と吉野家よりも13年も古いことが分かりました。

どちらも創業は19世紀!

 

19世紀の創業というだけでもスゴいですが、

  • 吉野家の創業年 :1899年=明治32年
  • やよい軒の創業年:1886年=明治19年

と和暦で表すとさらに歴史の長さが感じられます。

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【まとめ】吉野家の牛丼の価格推移と値上げの歴史

以上、吉野家の価格推移についてでした。

まとめると以下の通りです。

  • 1965年には並盛=120円だった
  • 値上げと値下げを繰り返していて、2000年ごろのデフレの時代に一気に低価格路線になった
  • ここ5年連続で値上げが行われている
  • (2025年現在)並盛:498円、大盛:740円、特盛:938円

物価、人件費、為替を考えると難しいですが、

また値下げして欲しいもんです。

 

2000年以降に吉野家と同じように、

大幅に低価格路線に踏み切ったのがマクドナルドです。

マクドのハンバーガーの価格推移も気になる方は、以下からどうぞ。

マクドナルドのハンバーガー!創業以来の価格推移【値上げの歴史】
マクドナルドの創業以来(1971年)以降の『ハンバーガー』の価格推移です。 近年では『マクド=安い』イメージですが、実は1990年代初めまでは違いました。 値上げと値下げの全記録を紹介しています。

 

吉野家ほどではありませんが、

グリコのビスコも1933年の発売と歴史が古く、なじみの深い商品です。

ビスコの値上げの記録が気になる方は、以下からどうぞ。

【最新版】ビスコ 値上げの歴史と価格推移|ステルス値上げも徹底解説
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