お昼時にさっと食べられて、美味しくてボリュームもある。
そんなサラリーマンの味方が【吉野家の牛丼】です。
実は創業125年の老舗。
誰もが一度は食べた事のある吉野家ですが、
実は、近年は毎年のように値上げされています。
「あれっ、なんか高くない?」と思っていた方いませんか?
そこで今回は吉野家の牛丼の価格推移を調べてみました。
この記事では以下の事が分かります。
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吉野家の牛丼の価格推移
牛丼の価格を確認できた1965年以降の、価格推移をグラフにしたのが以下です。
並盛、大盛、特盛の3つとも、
同じような値上げ・値下げをしていて分かりやすいですね。
注1)並盛は1965年以降の価格推移
注2)特盛は1991年に発売されてからの価格推移
注3)大盛は1991年(特盛発売)以降の価格推移(大盛の発売時期は不明です)
上記のグラフでは詳細な金額が分かりにくいので、
値上げ/値下げされた年のみピックアップしました。
年度 | 並盛(税込み) | 大盛(税込み) | 特盛(税込み) | 備考 |
1965年 | 120円 | ??? | ||
1966年 | 200円(↑) | ??? | ||
1975年 | 300円(↑) | ??? | ||
1979年 | 350円(↑) | ??? | ||
1990年 | 400円(↑) | ??? | ||
1991年 | 〃 | 500円 | 650円 | 特盛 登場!消費性3%導入 |
1997年 | 〃 | 〃 | 〃 | 消費性5%導入、価格は据え置き |
2000年 | 〃 | 〃 | 600円(↓) | 初めての値下げ |
2001年 | 280円(↓) | 440円(↓) | 540円(↓) | 大幅な値下げで並盛=280円に! |
2004年 | 販売休止 | 販売休止 | 販売休止 | BSE問題により販売休止 |
2005年 | 280円 | 440円 | 540円 | 価格そのままで販売再開 |
2006年 | 380円(↑) | 480円(↑) | 〃 | |
2007年 | 〃 | 〃 | 630円(↑) | |
2013年 | 280円(↓) | 440円(↓) | 540円(↓) | 2度目の値下げ |
2014年 | 300円(↑) | 460円(↑) | 560円(↑) | 2年連続の値上げ、消費性8%導入 |
2015年 | 380円(↑) | 550円(↑) | 680円(↑) | 初めての3年連続の値上げ |
2019年 | 387円(↑) | 563円(↑) | 695円(↑) | 消費税10%導入 |
2021年 | 426円(↑) | 613円(↑) | 778円(↑) | 値上げにより最高価格を更新 |
2022年 | 448円(↑) | 635円(↑) | 800円(↑) | 2年連続の値上げ |
2023年 | 468円(↑) | 655円(↑) | 820円(↑) | 3年連続の値上げ |
ここ5年で4度も値上がりしています。
久しぶりに食べると、なんか高く感じる
並盛はずっと400円以下をキープしていましたが、
近年はかなり価格が上がって来て500円に迫る勢いです。
ちなみに現在の価格で10年前の2014年にタイムスリップしたとすると、
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家族の分3〜4人で食べに行くと、
値上げしたのが痛いほど分かります。
実は創業125年の『老舗』の吉野家
ここからは余談ですが、冒頭でサラッと「創業125年の老舗」と書いていました。
これだけの老舗なのに、
いまだに庶民の味方なのも面白い。
そこで、他にも歴史のある外食チェーン店がないか、
創業年を調べてみました。
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ほとんどの外食チェーン店は終戦後〜バブル期の間に創業されています。
人が多くて、日本にまだ勢いのあった時期。
そんな中で異彩を放っているのが「やよい軒」で、
1886年創業と吉野家よりも13年も古いことが分かりました。
どちらも創業は19世紀!
19世紀の創業というだけでもスゴいですが、
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と和暦で表すとさらに歴史の長さが感じられます。
まとめ
以上、吉野家の価格推移についてでした。
まとめると以下の通りです。
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物価、人件費、為替を考えると難しいですが、
また値下げして欲しいもんです。
2000年以降に吉野家と同じように、
大幅に低価格路線に踏み切ったのがマクドナルドです。
マクドナルドのハンバーガーの価格推移についても以下で調べています。