1年半ほどWealthNaviによるETF運用をしてきましたが、解約して個別にETFを買い付けるように変更しました。
WealthNaviのメリットやデメリット、解約に至った理由について書いてみました。
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WealthNaviのメリット
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証券会社で個人でETFを売買したり、ドル転する時には為替手数料が発生します。
私の利用している住信SBIネット銀行とSBI証券の手数料は以下の通りとなります。
住信SBIネット銀行でドル転すると為替手数料が4銭/ドル、
SBI証券で購入時の手数料が0.45%かかってきます。
仮に100万円分のETFを購入しようとした場合には、
為替手数料が364円(1ドル=110円の場合)、購入の手数料が4500円かかることになります。
頻繁に売買を繰り返したり、リバランスを行うとこれだけの金額がかかってきます。
WealthNaviではこれらの手数料は無料になるのは利点ですが…
(2020年1月追記。VT、VOO、VTI、IVV、SPY、EPI、DHS、DLN、DGRWについては買い付け手数料が無料になりました)
WealthNaviのデメリット
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とにかくWealthNaviの運用手数料は高すぎます。
WealthNaviで買付けられているETFを、
個別に買付けると運用手数料は驚くほど低くなります。
例えばWealthNaviで「米国株」として買い付けられている「VTI」の運用手数料は0.03%/年と激安です。
仮に、100万円分を運用する場合の手数料について比べてみると、その差は一目瞭然です。
運用年数 | WealthNavi(手数料1.0%) | VTI(手数料0.03%) |
1年 | 1万円 | 300円 |
10年 | 10万円 | 3000円 |
20年 | 20万円 | 6000円 |
30年 | 30万円 | 9000円 |
「WealthNaviの1年分」の手数料が、「VTIの30年分」の手数料よりも高くなります。
手数料だけを考えても、WealthNaviの運用を続ける気には全くなりませんでした。
ETFを個別に買い付けるようになって思うこと
ETFを個別に買い付けるようになって。改めて感じたことは、
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この3点です。
運用手数料がぐっと抑えられる
こちらは言わずもがなですね。
現在HDVとSPYDを買い付けていますが、運用手数料はHDV:0.08%、SPYD:0.07%です。
WealthNaviの1.0%と比べるとほぼ1/10にまで減らすことが出来ました。
買付時に0.45%の手数料が発生するとはいえ、それは購入時だけです。
保有している間ずっと掛かり続ける運用手数料を抑えられるのは大きなメリットです。
SBI証券のETF積立投資を利用すると「ほったらかし投資」ができる
SBI証券だとETFの積立て購入で「ほったらかし投資」が可能です。
買付け日と口数を指定することが可能で、いったん設定すれば後はほったらかしでOKです。
WealthNaviでなくてもETFのほったらかし投資は可能です。

自分の考えを運用方針に反映できる
これが最も大きいですね。
WealthNaviは5つのリスク許容度から選ぶだけですが、ETFを個別に買い付けるなら選択肢は多種多様です。
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私はWealthNaviを止めたあと、「金のなる木」を作るために高配当ETFのHDVとSPYDの積立投資をしています。

まとめ
WealthNaviは完全ほったらかしで世界中の資産に分散投資が出来るので、悪いサービスとは思いません。
ただ、ETFを個別に買い付けるなら多種多様な選択肢があります。
かつ、運用手数料がWealthNaviよりも1/10程度にまで低くできるのも嬉しい点です。
WealthNaviはETFを知るきっかけとなったという点で、いい経験だったと思っています。
手数料には気を付けなきゃいけないという教訓も教えてくれました。
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