VW・アウディの持病のひとつである「冷却水漏れ」が起きたために、
ウォーターポンプ交換を行いましたので、その内容を紹介します。

交換費用は98,402円とそれなりに高額でした。
交換に踏み切るまでの経緯、初期症状、
そして整備工場で教えてもらった「VW・アウディの弱点」や「車の乗り換え判断基準」など、
あくまで私の実体験ベースですが、皆さまの参考になれば嬉しいです。

ウォーターポンプは、VW・アウディに乗り続けると、
いつかは直面する問題だそうです。
この記事を読むと、以下について分かります。
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ウォーターポンプ交換に至るまでの経緯と初期症状
交換を決断した理由
ウォーターポンプの交換費用はそれなりに高額でした。
5回目の車検時に漏れが指摘され、すぐにでも直したかったのですが、
車検費用+ウォーターポンプ交換は、費用面で厳しかったです。

20万円コースになるので、
賞与が出るまで交換を先延ばしにしました、、、
とはいえ、我が家には小さい子どもがいます。
家族で出かけている途中にウォーターポンプが故障し、オーバーヒートで走行不能、、、、
このトラブルだけは絶対に避けたかったです。
せめてもの予防線として、交換を延期している間、
毎週末には、必ず冷却水の漏れ方を確認していました。

最も漏れの悪化しやすい夏が来る前に、
交換しました。
エンジンルームと駐車場の冷却水漏れの跡
まず最初は、駐車場に赤茶色のシミがつくようになりました。

この時点で”なにかあるな?”とは思っていました。


ある意味、納得です。
【整備工場で聞いた】冷却水漏れの原因とVW・アウディの弱点
ウォーターポンプ交換時、整備工場の方からお話を聞きました。
ゴルフ7のみでなく、VW・アウディに共通する弱点との事です。
冷却水漏れの原因はパッキンの劣化/樹脂パーツの硬化
ウォーターポンプからの冷却水漏れの多くの原因は、
パッキン(ゴム)の劣化によるものだそうです。
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さらに、VW・アウディのみならず、輸入車の多くは、
ウォーターポンプやその周辺パーツに樹脂パーツ(プラスチック)が多く使われています。

樹脂パーツが経年劣化でもろくなり、
簡単に折れることもあるそうです。

さらに問題なのは、このウォーターポンプの供給は1社独占とのことです。
そのため、社外品のパーツに交換して試すこともできないそうです。

メーカーも分かっていても対策を打っていないとの事なので、
改善する見込みがありません。
夏場は内部の圧が高まり、冷却水漏れが特に重症化しやすい季節
整備士の方もおっしゃってましたが、
冷却水の漏れを長期的に放っておいても、自然に改善することはありません。
特に、夏場は暑さの影響で、冷却システム内部の圧力がより高くなり、
冷却水漏れがさらに重症化しやすくなるそうです。

最悪の場合、
オーバーヒートによるエンジン損傷に繋がります。内容を入力してください。
【重要】冷却水の残量はエンジンが冷えた状態で確認する(写真活用)
ウォーターポンプの交換時期を延命していた際に、
毎週末に冷却水の残量を確認していました。
冷却水の量をチェックする際には、
エンジンが冷えた状態(始動前など)で確認してください。
写真のように、冷却水の残量が「MIN」と「MAX」の間であっても、
エンジンが温まると冷却水は熱で膨張し、量が上限(MAX)近くまで増えます。

よって、冷えている状態で「MIN」と「MAX」の間に冷却水があるのか確かめてください。

教習所で習った気がしますが、
恥ずかしながらごく基礎的なことですが知りませんでした。
ウォーターポンプ交換の全費用と内訳
わが家のゴルフ7のウォーターポンプを、2025年6月に交換した際の費用は以下の通りです。
ウォーターポンプ交換の総費用=98,402円(税込)でした。
技術料・部品代込みの交換費用=98,402円の内訳
| 項目 | 金額(税抜) |
| 技術料(交換工賃) | 32,500円 |
| 部品代(ウォーターポンプ) | 47,600円 |
| 部品代(ベルト) | 5,700円 |
| 部品代(LLC:冷却水) | 2,000円(1,000円×2) |
| 産廃費用 | 1,656円 |
| 合計(税抜) | 89,456円 |
| 合計(税込) | 98,402円 |
ウォーターポンプ交換の所要時間=1時間程度
交換作業自体は、1時間程度で完了しました。
交換してから5か月経過時点では、冷却水の漏れは再発していません。

次に劣化が進んでいる他の部分から、
漏れる可能性もあると聞いていたので、ひとまずホッとしています。
整備士に聞いた:高年式輸入車の現実と、乗り換え判断基準
ウォーターポンプ交換のように、比較的高額の交換・修理は、
高年式の輸入車オーナーにとって、乗り換えを考えるかの大きな機転になります。
整備工場の方に伺った経験談をご紹介します。
仮に交換しても、次々に修理が必要になる可能性がある
整備士の方いわく、
「ウォーターポンプを交換しても、他の樹脂パーツも同様に経年劣化をしているため、
次々に修理が必要になることもある」ということです。
ウォーターポンプを例にすると、
日本車の場合は金属製となっていることが殆どで、修理の連鎖になることは少ないとの事です。

輸入車の中では信頼性が高いイメージのドイツ車でも、
樹脂パーツ多用なので、修理の連鎖になりかねないそうです。
修理金額の【最大値】を決めておくべき
修理の連鎖になりかねないからこそ、整備士の方は
「修理にかける最大の金額は決めておいた方が良い」
と仰っていました。

せっかく高額の修理費を出しても、
そのあとにまた修理が待っているかもしれない、、、
まとめ
以上、ウォーターポンプの交換についてでした。
まとめると以下の通りです。
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それなりの大きな出費でしたが、
現状で、修理の連鎖にはならず、落ち着いています。
ウォーターポンプ以外にも、突然のトラブルになりやすいのがバッテリーです。
特にアイドリングストップ車は専用バッテリーが必要になるため、費用も高くなりがちです。
交換時期や、交換費用の抑え方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

また、ゴルフ7の維持費として、点検や車検、消耗品交換の記録をとっています。
今後、乗り換えた方がいいのか?それとも修理しつつ乗り続けた方がよいのか?
維持費の記録は、重要な検討材料になってきます。
購入後のゴルフ7の維持費が気になる方は、以下のリンクからどうぞ。


