【VWゴルフ7】ウォーターポンプ交換費用=98,402円!実際に交換した体験談と整備士に聞いた「VWの持病」

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VWゴルフ7のウォーターポンプ交換費用98402円を具体的に解説。エンジンルームの写真とタイトルが入った記事のサムネイル。 VWゴルフ7維持費
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VW・アウディの持病のひとつである「冷却水漏れ」が起きたために、

ウォーターポンプ交換を行いましたので、その内容を紹介します。

交換費用は98,402円とそれなりに高額でした。

 

交換に踏み切るまでの経緯、初期症状、

そして整備工場で教えてもらった「VW・アウディの弱点」や「車の乗り換え判断基準」など、

あくまで私の実体験ベースですが、皆さまの参考になれば嬉しいです。

ウォーターポンプは、VW・アウディに乗り続けると、

いつかは直面する問題だそうです。

 

この記事を読むと、以下について分かります。

  • ウォーターポンプの交換費用
  • 冷却水が漏れ始めた際の初期症状とサイン(写真で解説)
  • VW・アウディの冷却水が漏れる根本的な原因

ウォーターポンプ交換に至るまでの経緯と初期症状

交換を決断した理由

ウォーターポンプの交換費用はそれなりに高額でした。

5回目の車検時に漏れが指摘され、すぐにでも直したかったのですが、

車検費用+ウォーターポンプ交換は、費用面で厳しかったです。

20万円コースになるので、

賞与が出るまで交換を先延ばしにしました、、、

 

とはいえ、我が家には小さい子どもがいます。

家族で出かけている途中にウォーターポンプが故障し、オーバーヒートで走行不能、、、、

このトラブルだけは絶対に避けたかったです。

 

せめてもの予防線として、交換を延期している間、

毎週末には、必ず冷却水の漏れ方を確認していました。

最も漏れの悪化しやすい夏が来る前に、

交換しました。

エンジンルームと駐車場の冷却水漏れの跡

まず最初は、駐車場に赤茶色のシミがつくようになりました。

この時点で”なにかあるな?”とは思っていました。

VWゴルフ7の冷却水漏れで駐車場にできた赤茶色いシミの様子

 

その後、5回目の車検時に冷却水漏れが指摘されました

ある意味、納得です。

【整備工場で聞いた】冷却水漏れの原因とVW・アウディの弱点

ウォーターポンプ交換時、整備工場の方からお話を聞きました。

ゴルフ7のみでなく、VW・アウディに共通する弱点との事です。

冷却水漏れの原因はパッキンの劣化/樹脂パーツの硬化

ウォーターポンプからの冷却水漏れの多くの原因は、

パッキン(ゴム)の劣化によるものだそうです。

  1. 経年劣化: 元々柔らかかったゴムパッキンが、長年の熱と圧力で硬化します
  2. 弾性の喪失: 硬貨して弾性を失ったパッキンは、わずかな隙間が生まれ、そこから冷却水が漏れ始めます

 

さらに、VW・アウディのみならず、輸入車の多くは、

ウォーターポンプやその周辺パーツに樹脂パーツ(プラスチック)が多く使われています。

樹脂パーツが経年劣化でもろくなり、

簡単に折れることもあるそうです。

VWゴルフ7の交換後のウォーターポンプ、パッキン部分と樹脂パーツが確認できる

 

さらに問題なのは、このウォーターポンプの供給は1社独占とのことです。

そのため、社外品のパーツに交換して試すこともできないそうです。

メーカーも分かっていても対策を打っていないとの事なので、

改善する見込みがありません。

夏場は内部の圧が高まり、冷却水漏れが特に重症化しやすい季節

整備士の方もおっしゃってましたが、

冷却水の漏れを長期的に放っておいても、自然に改善することはありません。

 

特に、夏場は暑さの影響で、冷却システム内部の圧力がより高くなり、

冷却水漏れがさらに重症化しやすくなるそうです。

最悪の場合、

オーバーヒートによるエンジン損傷に繋がります。内容を入力してください。

【重要】冷却水の残量はエンジンが冷えた状態で確認する(写真活用)

ウォーターポンプの交換時期を延命していた際に、

毎週末に冷却水の残量を確認していました。

 

冷却水の量をチェックする際には、

エンジンが冷えた状態(始動前など)で確認してください。

 

写真のように、冷却水の残量が「MIN」と「MAX」の間であっても、

エンジンが温まると冷却水は熱で膨張し、量が上限(MAX)近くまで増えます。

VWゴルフ7の冷却水タンクに記されているminとmaxのライン、冷却水は両ラインの間に収まっている

 

よって、冷えている状態で「MIN」と「MAX」の間に冷却水があるのか確かめてください。

教習所で習った気がしますが、

恥ずかしながらごく基礎的なことですが知りませんでした。

ウォーターポンプ交換の全費用と内訳

わが家のゴルフ7のウォーターポンプを、2025年6月に交換した際の費用は以下の通りです。

ウォーターポンプ交換の総費用=98,402円(税込)でした。

技術料・部品代込みの交換費用=98,402円の内訳

項目 金額(税抜)
技術料(交換工賃) 32,500円
部品代(ウォーターポンプ) 47,600円
部品代(ベルト) 5,700円
部品代(LLC:冷却水) 2,000円(1,000円×2)
産廃費用 1,656円
合計(税抜) 89,456円
合計(税込) 98,402円

ウォーターポンプ交換の所要時間=1時間程度

交換作業自体は、1時間程度で完了しました。

交換してから5か月経過時点では、冷却水の漏れは再発していません。

次に劣化が進んでいる他の部分から、

漏れる可能性もあると聞いていたので、ひとまずホッとしています。

整備士に聞いた:高年式輸入車の現実と、乗り換え判断基準

ウォーターポンプ交換のように、比較的高額の交換・修理は、

高年式の輸入車オーナーにとって、乗り換えを考えるかの大きな機転になります。

整備工場の方に伺った経験談をご紹介します。

仮に交換しても、次々に修理が必要になる可能性がある

整備士の方いわく、

ウォーターポンプを交換しても、他の樹脂パーツも同様に経年劣化をしているため、

次々に修理が必要になることもある」ということです。

 

ウォーターポンプを例にすると、

日本車の場合は金属製となっていることが殆どで、修理の連鎖になることは少ないとの事です。

輸入車の中では信頼性が高いイメージのドイツ車でも、

樹脂パーツ多用なので、修理の連鎖になりかねないそうです。

修理金額の【最大値】を決めておくべき

修理の連鎖になりかねないからこそ、整備士の方は

「修理にかける最大の金額は決めておいた方が良い」

と仰っていました。

せっかく高額の修理費を出しても、

そのあとにまた修理が待っているかもしれない、、、

まとめ

以上、ウォーターポンプの交換についてでした。

まとめると以下の通りです。

  1. 費用総額は98,402円(技術料3.2万円、部品代5.5万円)
  2. 漏れの原因は:パッキンと樹脂パーツの経年劣化
  3. 修理の連鎖になる可能性があるので、修理金額の【最大値】を決めておいた方が良い

それなりの大きな出費でしたが、

現状で、修理の連鎖にはならず、落ち着いています。

 

ウォーターポンプ以外にも、突然のトラブルになりやすいのがバッテリーです。

特にアイドリングストップ車は専用バッテリーが必要になるため、費用も高くなりがちです。

交換時期や、交換費用の抑え方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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また、ゴルフ7の維持費として、点検や車検、消耗品交換の記録をとっています。

今後、乗り換えた方がいいのか?それとも修理しつつ乗り続けた方がよいのか?

維持費の記録は、重要な検討材料になってきます。

購入後のゴルフ7の維持費が気になる方は、以下のリンクからどうぞ。

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