ゴルフ7を中古車で買おうか検討してる人にとって、
実際に走って取り回しがいいのか、気になるところです。

ゴルフ7は2020年まで新車で販売されていましたので、
まだまだ程度のいい中古車が見つかります。
ここでは、実際にゴルフ7を2015年から10年所有していて、
走行距離にして7万km以上走った実体験をもとに、
ゴルフ7のボディサイズと取り回しについて説明していきます
ちなみにゴルフ7を購入から最初の4年間は郊外に住み、
後半の6年間は都会に住んでいます。

つまり、郊外の広い道と、
都会の狭い道の両方で生活してます。
それでは、ゴルフ7のボディサイズと取り回しについて、
ボク自身の所感を交えて説明していきます。
ゴルフ7のボディサイズと最小回転半径(オーナー目線の評価!)
まず最初にゴルフ7のサイズについてです。
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1974年に誕生した初代以来、
ゴルフは世界中のコンパクトカーのスタンダードであり続けています。

もうちょっとで半世紀!
ゴルフは世代を重ねるごとに、ボディサイズが大きくなってきましたが、
7代目となったゴルフ7でも、コンパクトカーのサイズに収まっています。
日本で過ごす4人までの家族であれば、室内空間もトランクも丁度いい大きさです。

身長181cmのボクの後ろに、身長160cmの妻が座れて、
折り畳んだベビーカーをトランクに入れられます。
ですが、全幅1800mm、最小回転半径:5.2mといった数値から、
次の状況では若干の注意が必要です。
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オーナーが正直に語る!ゴルフ7の取り回しで「注意すべき3つの状況」
ゴルフ7は、基本的に車幅感覚は掴みやすいボディとウィンドウの形状です。
先に挙げたとおり、注意が必要な状況はありますが、
大きな問題となる事はありません。

自分がどこを走っているかは、
非常に分かりやすい車です。
「細い道」と「狭い駐車場」「Uターン」では、
共通してゴルフ7の以下の諸元がネックとなってきます。
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ちなみに、全幅1800mmは先代のトヨタ・クラウンと同じサイズで、
最小回転半径が5.0m以下が、一般的に取り回しが良いいわれる数値です。
そこで、ゴルフ7の全幅、最小回転半径を、
個人的に今まで乗ってきた車「ゴルフ5」「カローラ・アクシオ」と比べてみました。
| 全幅 | 最小回転半径 | |
| ゴルフ7 | 1800mm | 5.2m |
| ゴルフ5 | 1760mm | 5.0m |
| カローラ・アクシオ | 1695mm | 4.9m |

社用車のカローラ・アクシオに乗り換えると、
小回りが効いて、かなり運転が楽です。
ところで、最小回転半径はm単位で表記する事が一般的なので、
「5.2m」「5.0m」「4.9m」と表記されていてもピンと来ないように思いませんか?

0.1~0.2mくらいなら大差ないんじゃ?
そこで、表をmm単位で書き直してみます。
| 全幅 | 最小回転半径 | |
| ゴルフ7 | 1800mm | |
| ゴルフ5 | 1760mm | |
| カローラ・アクシオ | 1695mm |

m単位よりmm単位の方が、
大きさの違いをイメージし易いと感じませんか?
この数値通りで、ゴルフ5やカローラ・アクシオよりも、
ゴルフ7の方が運転していて注意する状況が多いのは確かです。
注意が必要な状況①:全幅1800mmと最小回転半径の両方が影響する「狭い駐車場」
全幅と最小回転半径がモロに影響するのが、以下のような狭い駐車場です。
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機械式駐車場は、全幅が1800mmまでしか契約できないところもあるので、
ゴルフ7を停めるとギリッギリになります。

駐車場で子供をチャイルドシートに乗せる時も気を使います。
また、最小回転半径が5.2mあることから、
狭い駐車場での取り回しにも苦労します。

カローラ・アクシオに比べると、
明らかに切り返しが1回は増えます。
ただし、全長が短く、背も高くないので、
駐車場内でのトランクの開け締めで苦労する事が無いのは、良いポイントです。
注意が必要な状況②:最小回転半径5.2mが影響する「細い道の曲がり角」
全幅=1800mmと広いものの、細い道でのすれ違いは案外平気です。
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この2つが作用して、すれ違いは問題ありません。

対向車と同等の幅が空いていれば、
大抵は問題なくすれ違えます。
問題となってくるのは、「細い道の曲がり角」です。
ボクの感覚的なところですが、先に挙げた3台に乗っている時の心情は以下です。
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ボクの対策としては、

狭い曲がり角がありそうな細い道には入らない。
まったく根本的な解決策ではありませんが、「出来ないものは出来ない」です。
注意が必要な状況③:最小回転半径5.2mが影響する「Uターン」
最小回転半径=5.2mあることから、Uターンも切り返しが必要な場面が多いです。
先程の最小回転半径の表を再度見てください。
| 最小回転半径 | |
| ゴルフ7 | |
| ゴルフ5 | |
| カローラ・アクシオ |
最小回転半径では、ゴルフ7とカローラ・アクシオの差は300mmですが、
Uターンすると直径の比較となるため、
「300mm×2=600mm」の差となります。

60cmの差はなかなかデカです。
カローラ・アクシオではクルっとUターン出来る道も、
ゴルフ7では切り返しが必須だったりします。
まとめ
以上、ゴルフ7のボディサイズと取り回しについてでした。
ゴルフ7のサイズについてまとめると以下の通りです。
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ゴルフ7が運転しやすいサイズかは、環境によるところが大きいです。
ゴルフ7に10年間乗ってきた実体験から、以下のように考えます。
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以上、車選びの参考にしてください。
以下の記事では、ゴルフの「故障と信頼性」について、
認定中古車2台(ゴルフ5とゴルフ7)を乗り継いだ経験から紹介しています。
「輸入車は故障が多いのではないか」という不安が浮かんできますが、
結論から言うと、新車登録10年オーバーまで、大きなトラブルとはほぼ無縁でした。
詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

ゴルフ7の維持費として、点検や車検、消耗品交換などかかっています。
2015年に購入後の維持費がいくらか、以下の記事でまとめています。
気になる方は以下のリンクからどうぞ。



