米国ETFで積立投資をしたい場合、SBI証券と住信SBIネット銀行のサービスを利用することにより、
運用のほとんどを自動化することが出来ます。
米国ETFの積立投資を行うのに、必要な作業は以下の3つです。
|
ちなみに、米国ETFの自動積立はSBI証券独自のサービスです。
他のネット証券(楽天証券、マネックス証券など)ではETFの自動積立の設定がありません。
私がSBI証券でETFの投資をしている大きな理由も「自動積立」の設定があるからです。
【住信SBIネット銀行】外貨積立の設定をする
米国ETFは日本円ではなくドルで買付ける必要があり、日本円→ドルに交換することを「ドル転」と言います。
ドル転に関してはSBI証券で行ってもらうことも可能ですが、その場合は手数料が割高になってきます。

手数料は安いに越したことはないよね

お金持ちほど、手数料に敏感だと言うしね
|
1/6倍以下の手数料となりますが、これだけではピンと来ない方もいると思います。
100万円分をドル転する場合について考えてみます(1ドル=100円の場合)
|
と、それなりの額が手数料として、掛かることになります。
住信SBIネット銀行でドル転を外貨積立で行う設定をしておけば、
手数料を安く、かつ自動でドル転を進めてくれます。
ドル転の自動化については「住信SBIネット銀行の外貨積立の設定方法」で、より詳しく解説しています。

そして、住信SBIネット銀行の外貨積立でドル転を行う利点は、手数料を抑えられる以外にもあるんです。
補足:より安くドル転を行う方法

手数料が安いのは分かったけれど、それ程大きな額ではないわね。
他に外貨積立を行うメリットはないのかな?
住信SBIネット銀行でドル転を行うその他のメリットは、
|
と3つあり、
特に3番目については、以下のような設定が出来ます。
|
この設定で30年間 ドル転を行ったものとしてシミュレーションすると、
平均価格より5%も安く購入することができました。
ドル転を安くする方法については「なるべく楽に、お得にドル転する方法について」で詳しく説明しています。

住信SBIネット銀行からSBI証券にドルを移動する
住信SBIネット銀行で買付けたドルは、銀行口座にあるままではETFの買付けには使えません。
ETFを買い付けるには、SBI証券の口座に移動する必要があります。
ですが、口座間の移動については自動化の設定がなく、自分で行う必要があります。

せっかくだから、移動も自動で出来ればいいのにね~

SBIさんの今後の対応に期待だね
移動そのものはさほどの手間でもなく、5分もあれば完了しますし、
頻繁に移動を行う必要はなくて、銀行口座にドルが溜まってからで大丈夫です。
ちなみに私は、偶数月に移動しているので、年6回移動していることになります。

スマホのアラートに登録しておけば、忘れることもないよ!
移動の手順については「住信SBIネット銀行からSBI証券へのドルの移動方法」で解説しています。

【SBI証券】ETFの自動積立の設定をする
繰り返しになりますが、米国ETFの「自動積立」はSBI証券のみのサービスです。
積立購入は長期投資の王道ですが、毎回自ら購入を行うのはなかなかの手間です。
例えば20年間、毎月1回ずつ米国ETFを買い付ようとすると、
|
と、非常に多くの回数の買い付けを行うことになります。
20年という長期間になると買い忘れたり、
購入時に、価格の変動に心を乱されたりしそうですね。

というか、さっそく来月から忘れそう(笑)
ネット証券会社のフィデリティの調査によると、2003年~2013年の顧客パフォーマンスで投資成績の良かった人は
|
だったそうです。
せっかく投資して未来に備えているのに、亡くなりたくはないですが、
運用しているのを忘れられる「自動積立」は非常に便利なサービスだと言えます。
SBI証券の「自動積立」については「ETFの自動積立の設定方法」で詳しく解説しています。

まとめ
米国ETFの買付けを自動化する方法について解説してきました。
まとめると、
|
20~30年の長期投資とひとくちに言うのは簡単ですが、
実際に行動に移すのは決して簡単ではありません。
長期投資のカギは、出来るだけ自動化して、手間を極限まで減らすです。
これからも自動化する方法や、長期投資について発信していきます。
私が米国高配当ETFへ投資する目的、方針については、
別記事にてまとめています。

米国高配当ETFの運用は2020年1月から始めましたが、
運用報告を定期的に行っています。
- 米国高配当ETFをこれから始めたい
- 始めているけれども、このままでいいのか不安
といった方の参考になればと思っています。
SBI証券と、住信SBIネット銀行の口座があれば、
米国ETFへの投資を自動化できます。
SBI証券と住信SBIネット銀行の口座開設は、下記リンクからどうぞ。