なるべく楽に、お得にドル転する方法について

米国高配当ETF(HDV、SPYD)について
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アメリカの株式市場に上場されているETFを買い付ける際には、

円のままでは買い付けることができないので、

円で米ドルを買い付ける必要があります。

この円で米ドルを買い付けることを「ドル転」と言います。

 

このドル転は証券会社に行ってもらうことも可能ですが、

自分で行うことにより、手数料を節約することができます。

私の使っているSBI証券&住信SBIネット銀行を例に解説していきます。

 

この記事を読むと、

  • 自分でドル転すると、どれくらい安くなるのか?
  • 住信SBIネット銀行の「外貨積立」を利用すると、手間なく簡単に安くドル転できること
  • 「外貨積立」をうまく設定すれば、さらに安くドル転できること

が分かるようになっています。

 

米国高配当ETFを通じて「金のなる木」を作りたくてHDVとSPYDを毎月積み立て購入しています。

米国高配当ETFの投資方針については、こちらで解説しています。

米国高配当ETFの運用方針について(HDVとSPYDで金のなる木を作りたい)
「何もしないで、お金をもらいたい!」これが米国高配当ETFに投資している動機です。めっちゃシンプルです(笑)  米国ETFにはWealthNaviで出会い、1年半ほど積み立てていましたが、WealthNaviは手数...
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自分でドル転すると、どれくらい安くなるのか?

では、SBI証券でドル転してもらう場合と、

自分で住信SBIネット銀行でドル転する場合ではどれくらい安くなるかというと、

・SBI証券でドル転してもらう場合:1ドルにつき25銭の手数料

                  =100万円分のドル転で2500円の手数料

・住信SBIネット銀行でドル転する場合:1ドルにつき4銭の手数料

                  =100万円分のドル転で400円の手数料

※1ドル=100円の場合

一見、大きな差ではないように思えますが、

手数料の安い方法を選ぶのは投資の王道ですし、

同じドル転するなら安いに越したことはありませんね。

住信SBIネット銀行でドル転すれば、

1/6以下の手数料で済みますね。

いつドル転を行うかによって、投資成績にも影響してくる

為替相場は絶えず変動しているため、

いつドル転を行うかによって投資の効率にも影響を与えてきます。

  • 1ドル=100円の場合 ⇒ 100万円分をドル転→10,000ドル
  • 1ドル=110円の場合 ⇒ 100万円分をドル転→9,090ドル

同じ100万円をドル転する場合でも、

「どれだけのドル」が買付けられるか違いが出てくるのが分かりますね。

当然ですが、

安くドル転できれば、それだけETFの投資成績も良くなります。

ドル円の為替相場はこの30年ほどボックス相場が続いている

次の表は1980年~2019年の1ドルの為替相場です。


出展:世界経済のネタ帳

1990年以来の30年間、1ドル=80~120円ほどのボックス相場となっているのが分かりますね。

ここ30年、80~120円の間を、

上がったり下がったりしています。

 

上のグラフから、この30年間の平均値を計算すると1ドル=110.7円となります。

過去の数字からの仮定ですが、

1ドル=110.7円より安くドル転することが出来れば、

投資成績への好影響が期待できます。

ドルコスト平均法でドル転した場合

ドルコスト平均法で一定金額ずつ購入すると、

「高い時には少ない口数、安い時には多い口数で購入するため

長期間での平均単価を抑えられる」

とはよく聞く話ですが、実際のところはどうでなんでしょう?

 

1990年からの30年間で毎年10万円ずつ買い付けるとすると、

平均価格は次のようになりました。

ここ30年間の平均が1ドル=110.7円に対して、

ドルコスト平均法では108.7円と2円(約2%)安くドル転できることになります。

ドルコスト平均法が有効なのが、よく分かるね。

住信SBIネット銀行の外貨積立でドル転を自動化する

ドルコスト平均法で購入した方が安くドル転できることが分かりましたが、

一定額をン十年の間、ドル転しつづけるのはなかなか大変です。

 

そこでおススメするのが住信SBIネット銀行の外貨積立を利用することです。

いったん設定しておけば、

そのあとは口座にお金が入っている限り自動的にドル転してくれるので、非常に便利です。

 

さらに、住信SBIネット銀行を使うメリットが2つあり

  • SBI証券との連携がスムースで、ドルを移し替えるのに手数料がかからない。
  • SBI証券にはETFの積立投資があり、それを利用すればドル転・ETFの買い付けの両方をほぼ自動化することが出来る。

“ほぼ”自動化というのは

  • ドルを住信SBIネット銀行からSBI証券に移動する

ことは自分でする必要があります。

(といっても年に数回、ネット上で手続きするだけですが)

実際に、私が高配当ETFを積立投資するのにどの程度の作業をしているのか、別記事でまとめています。

米国高配当ETFによる「金のなる木」の育て方(実践編)
ここでは米国高配当ETFで「金のなる木」を育てるために実際にどのような運用をしているか紹介していきます。運用と言うと大仰ですが、一度設定すれば、後は年に数回しかやることはありません。 長期投資中には投資に時間を割けない時期もあるでし...

さらに安くドル転する方法

ドルコスト平均法では約2%ほど投資効率を高められたのですが、

欲張って、さらに効率を高めるために私がしている方法を紹介します。

 

それは、1ドル=108円より安く買える時は購入額を2倍」とするものです。

(ドルコストの平均購入価格である108.7円の端数を切り捨てて108円としています)

これにより平均購入価格を1ドル=104.9円まで抑えられ、

5.8円(約5%)安くドル転出来ます。

個人的には「今日はこれくらいにしといたるわっ」って感じで納得しています。

5%も安く出来そうなら、素直に納得すればいいのに(笑)

まとめ

住信SBIネット銀行で自動で、かつ安くドル転する方法について紹介しました。

 

長期投資の期間中には仕事やプライベートで忙しかったり、

はたまた病気やケガになったりして投資に時間を割けない期間があるかもしれません。

自動化できる事は、なるべく自動化しておくのが長期投資を続けるコツです。

自動化しておけば、その分ほかの事をする余裕も生まれますしね^^

 

本記事では安くドル転する方法について解説しましたが、

住信SBIネット銀行の外貨積立の設定については、

「住信SBIネット銀行の外貨積立の設定方法」で画像での説明も入れて解説しています。

住信SBIネット銀行の外貨積立の設定方法
住信SBIネット銀行の「外貨積立」の設定方法について、画像を使って説明していきます。外貨積立が自動化できますし、買付けの上限金額を設定したりするのも可能です。①「商品・サービス」タブより「商品・サービス一覧」をクリックする。②「...

 

米ドルの移動や、ETFの積立投資の設定については、

「【住信SBIネット銀行、SBI証券】米国ETFへの投資を自動化する方法」で説明しています。

【住信SBIネット銀行、SBI証券】米国ETFへの投資を自動化する方法
米国ETFで積立投資をしたい場合、SBI証券と住信SBIネット銀行のサービスを利用することにより、運用のほとんどを自動化することが出来ます。米国ETFの積立投資を行うのに、必要な作業は以下の3つです。【住信SBIネット銀行...

 

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