バブル期には億ションまで値上がりした普通の団地に住んでいました

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子供の頃は億ションに住んでました。

こう書くとお金持ちの子供だったみたいですが、

住んでいたのはごくごく普通の団地でした。

1980年台始めに新築で3000万ほどで購入。

どんどん価格が上がってバブル最盛期には億ションになっていたので、異常な時代ですね。

子供なので気づきもしませんでしたが、買って10年で価格が3倍以上になっていた事になります。

そんな団地に住んでいた3家族について話したいと思います。

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上の階に住んでいたHさん一家

わが家と同時期に新築で購入し、バブル最盛期の1990年にさっさと売却引っ越していきました。

その後、一時的に賃貸に引っ越しして、

バブル崩壊を待って住宅を買いなおしたそうです。

ニュースや雑誌等で話題になるのは、このテの成功者ですね。

羨ましい気持ちはありますが、ここまで巧く立ち回るのはなかなか難しいなと思います^^;

Kさん一家(わが家)

遊び半分で分譲の抽選会に申し込み、思いがけず当選したため新築で購入。

バブル最盛期にはHさん一家のような発想がなかったため、高値では売らずに住み続けました。

バブル崩壊直後の1993年に戸建てに引っ越すために売却。

運よく購入時とほぼ同じ価格で売れてプラマイゼロになりました。

ちなみに、新築物件の抽選も遊び半分で申し込んで、またもや思いがけず当選したそうです…^^;

なんともボーっとした話ですが、

バブルの最中もマイペースを貫いたのは、簡単なようで実は簡単ではないなと思います。

上の階に引っ越してきたAさん一家

最期は、Hさん宅を1億円で購入し、1990年に引っ越してきたAさん。

そこから数年で価格が1/3以下にまで落ちたのは悪夢としか言いようがありません…

バブル期には住宅ローン金利が8%くらいあったので、仮に1億円を35年のフルローンで組んでいたとすると、、

  • 借入金額:1億円
  • 金利:8.000%
  • 借入期間:35年 (420回払)
  • 返済総額:298,309,989円
  • 支払利息総額:198,309,989円
  • 月額返済額:710,260円
  • 年間返済額(月額返済額×12):8,523,120円

総額約3億円、月に70万の家賃で今でもローン返済が終わっていませんね。

実際にどういった支払い方法にしていたか分かりませんが、恐ろしい話です。

不当に高値で買ってしまうと、挽回のしようがないですね。

まとめ

3家族のスタンスから、投資に際して3つの大切な事が学べます。

美味しい儲け話に乗らない

美味しい話をしてくる人には注意が必要です。

不動産、保険、銀行、証券会社などの営業マンは嘘と本当を織り交ぜた話をしてくるので要注意ですね。

ただの団地を1億円で買ったAさんがその後どうなっていようと、

営業マンは痛くも痒くもありません。

高い商品は、それだけ儲けも大きいですしね。

山崎元さんの本では、

そのような営業マンのやり口が暴露されていて痛快な一冊です。

欲をかきすぎない事も大事

欲をかきすぎると美味い話に引っかかりやすくなります。

どんどん最高値を更新していたNYダウに全力投資をしていた人などは、

コロナ禍で痛い目をみているかもしれません。

儲けるのも大事ですが、家計を守るのも大事ですね。

攻守のバランスですね。

(2021.05.11追記)

コロナ禍後の経済支援により、株価はコロナ禍以前よにもずっと上がっています。

ツイッターでも「全力投資」をしていれば勝ち組、といったツイートが目立つようになってきました。

歴史は繰り返します。

リスクの管理に気を付けたいですね。

儲かるかどうかは買値で決まる

適正価格を逸脱して、最高値をどんどんと更新している状況で買ってしまうと、

よほどうまく売り抜けないと大きな損を被ってしまいます。

崖に向かって突っ走るチキンレースの様相ですね。

今回は昔住んでいた団地を取り上げた話でしたが、

その他の資産運用にも生かせる教訓だと思います。

2020年は米国株のイケイケドンドンからのコロナショックで、

ジェットコースターのように浮き沈みが激しい年になっています。

「大勝ち」できたら言う事なしですが、

この難しい状況なら「そこそこ勝ち」で投資を続けられれば上出来かもしれません。

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