【家賃は払い続けるだけで損!?】わが家が持ち家ではなく賃貸に住み続ける5つの理由

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持ち家 vs 賃貸

結局どっちがいいいの!?

という住宅に関する永遠の論争があります。

 

結論としては、

人による。

という、なんとも面白くない答えしかないと思います。

 

人によって、

  • 年齢
  • 家族構成
  • 収入と貯蓄
  • 住んでいる地域
  • ライフスタイル

が全然違うので断定できるハズがありません。

よって、

断定している人がいたら要注意です。

 

ところで、私は現在は賃貸に住んでいて、

今後も賃貸に住み続ける予定です。

 

この記事では、

なぜ、わが家が持ち家ではなく賃貸に住み続けるのか「5つの理由」を説明していきます。

人によって住宅に関する考え方は様々ですが、皆さんの参考になるかもしれません。

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わが家の条件

  • 夫:40歳、会社員
  • 妻:24歳、専業主婦
  • 子:0歳
  • 結婚3年目
  • 収入:給与収入+副業+利子配当=約600万円
  • 資産額:貯蓄+有価証券=500~550万円
  • 実家:郊外に持ち家

夫婦の年齢差以外は、

ごくフツーの家族です(笑)

持ち家ではなく賃貸に住み続ける5つの理由

わが家の条件を踏まえて、

わが家が賃貸に住み続けようと思っている「5つの理由」について説明していきます。

持ち家はライフスタイルの変化に対応しにくい

10~20年も経てば、

ライフスタイルも変化していきます。

  • 収入の増減
  • 子供が増える
  • 子供が巣立つ
  • 子供が学校でイジメられるかもしれない
  • 親の介護
  • 隣人トラブル
  • 近隣の店舗の変遷

これらに対して、

持ち家の場合だと、売るか人に貸さないと引っ越すことができません。

不動産屋は

「この地域で、この物件なら大丈夫ですよ~」

って言うでしょうけどね。

次にあげる理由で、そんな保証はどこにもありません。

 

不動産屋の手口については、

山崎元さんのこの本が非常に参考になります。

マンガ版でサクッと読めて、頭にスッと入ってきます。

持ち家が望む価格で売れるとは限らない

いざ売るとなった時に、

望む価格で売れるとも限りません。

 

下の表で「1世帯当たりの住宅数」が2018年には「1.16」となっていますが、

これは、世帯数に対して16%もの住宅が余っている

ということを示していて、この数値は年々上がり続けています。

 

出展:令和2年度 住宅経済関連データ(国土交通省)

 

さらに下の表では、2010年ごろを境に人口が減り続ける、と予測されています。

特に、住宅を購入するメインの層である20~64歳の人口が

2020年=6,783万人、2040年=5,393万人と

これからの20年間で20%も減ると予測されています。

出展:平成24年版高齢社会白書(内閣府)

 

さらに住宅ローン金利が、現在はかつてない程低くなっていますが、

仮に住宅ローン金利が上がったとすると、

  1. 住宅ローン金利が上がる
  2. 住宅を買おうとする人が減る
  3. 住宅の需要が減るので、住宅価格が下がる

と予測されます。

わが家は、駅近ではなくのんびりとした静かな場所に住みたいと思っていますが、

駅から離れるほど住宅価格は下がりやすく、売れにくくなります。

 

つまり、住宅を購入すると、

  1. 日本は余っている住宅が増えている
  2. 今後は人口が減り続ける
  3. 仮に住宅ローン金利が上がれば、住宅価格も下がる
  4. 駅から遠いほど、住宅価格は下がりやすく売れにくい

と三重苦ならぬ四重苦が待ち受けています。

 

もし、何らからの理由で家を売ろうと思った時に

思ったほどの値段で売れない…

となれば家の売却額でローンが返せなくて、

引っ越すに引っ越せない状況に追い込まれる危険があります。

リスクは有価証券で取るので、住宅は無リスクにしておきたい

「住宅=生活の場」であると同時に、

「住宅=価格が上下するリスク資産」でもあります。

もし、

  1. 有価証券の価値が下がり
  2. 収入が下がり
  3. 持ち家の価格まで下がる

となると、わが家の資産額に大きなダメージがあり、

収入が下がる⇒住宅ローンが返せない⇒価格の下がった有価証券を売る⇒それでも住宅ローンが返せない

といった負の連鎖に陥ります。

 

この最悪のパターンについては、

子供の頃に住んでいたマンションの階下の人がそうでした。

  • バブル期に売却して売り抜けた人
  • バブル期に高掴みしてしまった人

を間近に見ているので実感しているのですが、

自分が住む住宅であっても、

住宅の購入=投資です。

バブル期には億ションまで値上がりした普通の団地に住んでいました
子供の頃は億ションに住んでました。こう書くとお金持ちの子供だったみたいですが、住んでいたのはごくごく普通の団地でした。1980年台始めに新築で3000万ほどで購入。どんどん価格が上がってバブル最盛期には億ショ...

金利の奴隷になるから

仮に金利1.0%で35年の住宅ローンを組んだ場合、利息は以下の通りとなります。

借入額(万円)1,5002,0002,5003,0003,5004,000
総返済額(万円)1,7802,3702,9603,5604,1504,740
利息(万円)280370460560650740

一般的なサラリーマンの年収を450万円とすると、

手取りは350万円ほどになるので、

手取りの約1年~2年分が住宅ローンの利息に消える事になります。

つまり、

35年ローンのうち1~2年は、

銀行を儲けさせるためにタダ働きしているのと同じ。

ということになります。

これではいったい、何のために働いているのか分からなくなりますね。

実家が持ち家だから(”負”動産は2つもいらない)

最後の大きな理由が、実家が持ち家だからです。

私自身は一人っ子のため、

将来は実家を相続することがほぼ確実です。

実家が破産しなければね(笑)

 

この実家が、

  • 大阪駅の近くの一戸建て

であれば大きな資産となりますが、実際は、

  • 大阪から電車で1時間の、新興住宅地

です。

新興住宅地と言えば聞こえはいいものの、

高齢者ばっかりが住んでいる田舎。

であり、このまま人口が減り続ければゴーストタウンになってもおかしくありません。

 

長年住んだ実家ですが、

先々住むか、さっさと処分するか…

というのが目下の悩みどころです。

 

この様な状況でさらに家を買えば、“負”動産が2つになる危険があります。

まとめ

以上、わが家が「持ち家ではなく賃貸に住み続ける5つの理由」でした。

まとめると、

  • 持ち家はライフスタイルの変化に対応しにくい
  • 持ち家が望む価格で売れるとは限らない
  • リスクは有価証券で取るので、住宅は無リスクにしておきたい
  • 金利の奴隷になるから
  • 実家が持ち家だから(”負”動産は2つもいらない)

であり、現在では住宅購入はまったく考えていません。

 

仮に住宅を購入するとすれば、

  • 住宅がポンポン買えるくらいに収入、資産がバグったとき

だけです。

そもそも35年もローンを組んでやっと返せるのは、

「分不相応な買い物」に思えます。

 

以上、わが家が住宅を購入しない理由についてでした。

あくまで「わが家の場合」ですが、

この記事を読んで下さった方の参考になれば幸いです。

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