
持ち家 vs 賃貸
結局どっちがいいいの!?
という住宅に関する永遠の論争があります。
結論としては、

人による。
という、なんとも面白くない答えしかないと思います。
人によって、
|
が全然違うので断定できるハズがありません。
よって、

断定している人がいたら要注意です。
ところで、私は現在は賃貸に住んでいて、
今後も賃貸に住み続ける予定です。
この記事では、
なぜ、わが家が持ち家ではなく賃貸に住み続けるのか「5つの理由」を説明していきます。
人によって住宅に関する考え方は様々ですが、皆さんの参考になるかもしれません。
わが家の条件
|

夫婦の年齢差以外は、
ごくフツーの家族です(笑)
持ち家ではなく賃貸に住み続ける5つの理由
わが家の条件を踏まえて、
わが家が賃貸に住み続けようと思っている「5つの理由」について説明していきます。
持ち家はライフスタイルの変化に対応しにくい
10~20年も経てば、
ライフスタイルも変化していきます。
|
これらに対して、
持ち家の場合だと、売るか人に貸さないと引っ越すことができません。

不動産屋は
「この地域で、この物件なら大丈夫ですよ~」
って言うでしょうけどね。
次にあげる理由で、そんな保証はどこにもありません。
不動産屋の手口については、
山崎元さんのこの本が非常に参考になります。
マンガ版でサクッと読めて、頭にスッと入ってきます。
持ち家が望む価格で売れるとは限らない
いざ売るとなった時に、
望む価格で売れるとも限りません。
下の表で「1世帯当たりの住宅数」が2018年には「1.16」となっていますが、
これは、世帯数に対して16%もの住宅が余っている、
ということを示していて、この数値は年々上がり続けています。
さらに下の表では、2010年ごろを境に人口が減り続ける、と予測されています。
特に、住宅を購入するメインの層である20~64歳の人口が
2020年=6,783万人、2040年=5,393万人と
これからの20年間で20%も減ると予測されています。
さらに住宅ローン金利が、現在はかつてない程低くなっていますが、
仮に住宅ローン金利が上がったとすると、
|
と予測されます。
わが家は、駅近ではなくのんびりとした静かな場所に住みたいと思っていますが、
駅から離れるほど住宅価格は下がりやすく、売れにくくなります。
つまり、住宅を購入すると、
|
と三重苦ならぬ四重苦が待ち受けています。
もし、何らからの理由で家を売ろうと思った時に

思ったほどの値段で売れない…
となれば家の売却額でローンが返せなくて、
引っ越すに引っ越せない状況に追い込まれる危険があります。
リスクは有価証券で取るので、住宅は無リスクにしておきたい
「住宅=生活の場」であると同時に、
「住宅=価格が上下するリスク資産」でもあります。
もし、
|
となると、わが家の資産額に大きなダメージがあり、
収入が下がる⇒住宅ローンが返せない⇒価格の下がった有価証券を売る⇒それでも住宅ローンが返せない
といった負の連鎖に陥ります。
この最悪のパターンについては、
子供の頃に住んでいたマンションの階下の人がそうでした。
- バブル期に売却して売り抜けた人
- バブル期に高掴みしてしまった人
を間近に見ているので実感しているのですが、

自分が住む住宅であっても、
住宅の購入=投資です。

金利の奴隷になるから
仮に金利1.0%で35年の住宅ローンを組んだ場合、利息は以下の通りとなります。
借入額(万円) | 1,500 | 2,000 | 2,500 | 3,000 | 3,500 | 4,000 |
総返済額(万円) | 1,780 | 2,370 | 2,960 | 3,560 | 4,150 | 4,740 |
利息(万円) | 280 | 370 | 460 | 560 | 650 | 740 |
一般的なサラリーマンの年収を450万円とすると、
手取りは350万円ほどになるので、
手取りの約1年~2年分が住宅ローンの利息に消える事になります。
つまり、

35年ローンのうち1~2年は、
銀行を儲けさせるためにタダ働きしているのと同じ。
ということになります。
これではいったい、何のために働いているのか分からなくなりますね。
実家が持ち家だから(”負”動産は2つもいらない)
最後の大きな理由が、実家が持ち家だからです。
私自身は一人っ子のため、
将来は実家を相続することがほぼ確実です。

実家が破産しなければね(笑)
この実家が、
|
であれば大きな資産となりますが、実際は、
|
です。
新興住宅地と言えば聞こえはいいものの、

高齢者ばっかりが住んでいる田舎。
であり、このまま人口が減り続ければゴーストタウンになってもおかしくありません。
長年住んだ実家ですが、

先々住むか、さっさと処分するか…
というのが目下の悩みどころです。
この様な状況でさらに家を買えば、“負”動産が2つになる危険があります。
まとめ
以上、わが家が「持ち家ではなく賃貸に住み続ける5つの理由」でした。
まとめると、
|
であり、現在では住宅購入はまったく考えていません。
仮に住宅を購入するとすれば、
|
だけです。

そもそも35年もローンを組んでやっと返せるのは、
「分不相応な買い物」に思えます。
以上、わが家が住宅を購入しない理由についてでした。
あくまで「わが家の場合」ですが、
この記事を読んで下さった方の参考になれば幸いです。