【週刊少年マガジン】値上げの歴史~価格推移を創刊から最新まで徹底調査~

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価格推移・値上げ
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週刊少年サンデーと並んで、

最も歴史の長い週刊漫画雑誌が「週刊少年マガジン」です。

サンデーとマガジンが1959年、

ジャンプは1番後で1968年の創刊です。

 

1980年生まれのボクの個人的なイメージですが、

明るくて派手なジャンプとは対極で、

「週刊少年マガジン」=「男くさくて、ちょっとマニアック」なイメージでした。

もともと、「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」

などが掲載されていた雑誌ですしね。

 

そんな週刊少年マガジンの、

1959年の創刊以来の価格推移を調べてみました。

 

この記事は、以下について書いています。

  1. 週刊マガジンの1959年の創刊以来の価格推移
  2. 2020年以降の5年間で300円→400円と33%も高くなっている事
  3. 使える小遣いは変わらないのに、モノはどんどん高くなっている。。。
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週刊少年マガジン、創刊から現在までの値段の推移

1959年に創刊された週刊少年マガジンは、

創刊時は40円/冊でしたが2025年には400円/冊になっています。

価格推移をグラフにすると以下の通りです。

週刊マガジンの1959年の創刊以来の価格推移のグラフ

 

価格の変遷を、より詳しく書き出すと以下の通りです。

  1. 1960年: 40円→ 30円(値下げ:10円) 創刊2年目で値下げ(過去唯一の値下げ)
  2. 1961年: 30円→ 40円(値上げ:10円) 創刊時の価格に戻る
  3. 1964年: 40円→ 50円(値上げ:10円)
  4. 1967年: 50円→ 60円(値上げ:10円)
  5. 1970年: 60円→ 70円(値上げ:10円)
  6. 1971年: 70円→ 80円(値上げ:10円) 初の2年連続の値上げ
  7. 1972年: 80円→ 90円(値上げ:10円) 3年連続の値上げ
  8. 1973年: 90円→100円(値上げ:10円) 4年連続の値上げ
  9. 1974年:100円→130円(値上げ:30円) 5年連続の値上げ、10円以外の値上げは初
  10. 1976年:130円→150円(値上げ:20円)
  11. 1977年:150円→170円(値上げ:20円) 2年連続で20円の値上げ
  12. 1981年:170円→180円(値上げ:10円)
  13. 1989年:180円→190円(値上げ:10円)
  14. 1991年:190円→200円(値上げ:10円)
  15. 1995年:200円→210円(値上げ:10円)
  16. 1998年:210円→220円(値上げ:10円)
  17. 1999年:220円→230円(値上げ:10円)
  18. 2005年:230円→240円(値上げ:10円)
  19. 2007年:240円→250円(値上げ:10円)
  20. 2009年:250円→260円(値上げ:10円)
  21. 2016年:260円→270円(値上げ:10円)
  22. 2018年:270円→300円(値上げ:30円) 1977年以来、42年ぶりの10円以外の値上げ
  23. 2021年:300円→320円(値上げ:20円)
  24. 2023年:320円→340円(値上げ:20円)
  25. 2024年:340円→360円(値上げ:20円) 1977年以来、48年ぶりの2年連続の値上げ
  26. 2025年:360円→400円(値上げ:40円) 1972年以来、54年ぶりの3年連続の値上げ

2016年までの値上げ幅はほぼ10円でしたが、

2025年には過去最大の40円の値上げが行われました。

価格が急騰した2つの時期

価格推移のグラフを改めて見ると、

価格が急騰している時期が二度あります。

一度は1969年~1977年で、もう一度は2017年~2025年です。

週刊マガジンの1959年の創刊以来の価格推移のグラフ 急に価格が上昇している期間を強調

 

両期間の価格を抜き出すと以下の通りです。

【1969年~1977年】

  1. 1970年: 60円→ 70円(値上げ:10円)
  2. 1971年: 70円→ 80円(値上げ:10円)
  3. 1972年: 80円→ 90円(値上げ:10円)
  4. 1973年: 90円→100円(値上げ:10円)
  5. 1974年:100円→130円(値上げ:30円)
  6. 1976年:130円→150円(値上げ:20円)
  7. 1977年:150円→170円(値上げ:20円)
【2017年~2025年】

  1. 2018年:270円→300円(値上げ:30円)
  2. 2021年:300円→320円(値上げ:20円)
  3. 2023年:320円→340円(値上げ:20円)
  4. 2024年:340円→360円(値上げ:20円)
  5. 2025年:360円→400円(値上げ:40円)

どちらも7~8年で100円以上も

値段が上がった事になります。

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週刊少年マガジンとサラリーマンの小遣いを比較すると?

モノはどんどん高くなっているのに、使える小遣いは減っている。。。

両者の価格を比較すると、

残酷な現実が浮かび上がります。

 

これまで週刊少年マガジンの価格推移を見てきました。

経済が発展するためにも、値上げは悪い事ばかりではありません。

悪い事ばかりではありませんが、

それは我々サラリーマンの小遣いが上がっているのが条件です。

 

1979年以降のサラリーマンの小遣い額の推移を調べた結果が、

新生銀行より発表されていました。

サラリーマンの小遣い額推移のグラフ

(出展)2023年会社員のお小遣い調査詳細レポート:新生銀行グループ

40年経ってるのに、

15%も下がってるがな。。。

 

ちなみに新生銀行の調査と同じ1979年~2024年では、

週刊少年マガジンの価格は170円→360円へと値上がりしています。

小遣い額に対するマガジンの価格は、

1979年当時の2.5倍ほどになった事になります。

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【まとめ】週刊少年マガジンの値段と値上げの歴史

以上、週刊少年マガジンの価格推移についてでした。

 

まとめると以下の通りです。

  1. 週刊マガジンは1959年に40円で創刊された
  2. 創刊以来の65年間で40円→400円まで値上がりした(価格変更は延べ26回)
  3. 価格が急騰した時期が二度ある(1969年~1977年と2017年~2025年)
  4. 1979年以来の44年間で週刊少年マガジンは2倍以上の価格になったのに、サラリーマンの小遣いは15%減っている

マガジンは値上がりし続け、

我々の小遣いは下がっています。

 

今回は「週刊少年マガジン」の価格推移を紹介してきましたが、

「週刊少年ジャンプ」の価格推移も以下の記事で紹介しています。

1980年代〜1990年代にはほぼ同価格だった両誌ですが、

近年は100円ほど価格が違ってきています。

週刊少年ジャンプの価格推移も気になる方は、以下のリンクからどうぞ。

【週刊少年ジャンプ】の1968年の創刊以来の価格推移と物価の上昇について
週刊少年ジャンプの創刊以来の価格推移をまとめました。 1968年(創刊時)の90円⇒2023年現在は290円と、55年間で値上げが繰り返されて約3.2倍になりました。 【私は小銭を稼ぎたい!】では平均値上がり率から、今後の価格推移も予想しています。

 

「週刊少年マガジン」も「週刊少年ジャンプ」も、

価格上昇のペースは異なりますが、コンスタントに値上げを繰り返してきました。

一方、マクドナルドは値下げを繰り返した時期もありました。

マクドナルドの価格推移は以下の記事で詳しく紹介していますので、以下からどうぞ。

マクドナルドのハンバーガー!創業以来の価格推移【値上げの歴史】
マクドナルドの創業以来(1971年)以降の『ハンバーガー』の価格推移です。 近年では『マクド=安い』イメージですが、実は1990年代初めまでは違いました。 値上げと値下げの全記録を紹介しています。