米国ETFと投資信託どう違う?どんな人におススメ?【分かりやすく解説】

米国高配当ETF(HDV、SPYD)について
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私は米国株と、世界経済全体をメインに投資していますが、

そのために買っているのが、

  • 米国ETF
  • 投資信託

この2つです。

 

この2つの違いについて、

細かい用語を解説した記事などがいっぱいありますが、

この記事では一切していません。

シンプルに

「どっちを買ったらいいの?」

だけ解説しています。

 

先に、おススメできる人を言ってしまうと、

【投資信託】

  • つみたてNISAやiDeCoの非課税枠を使いたい人
  • 資金が少ない人
  • 完全にほったらかしたい人

【米国ETF】

  • 配当金を貰いたい人

となります。

 

それぞれについて比較すると、

 投資信託米国ETF
最低投資金額100円数千円~数万円以上
積立設定ほとんどの証券会社で対応SBI証券のみ
配当金なし(自動的に再投資)あり
価格変動1日に1回基準価格が決まるリアルタイムに変動
信託報酬料

低い

(例:楽天VTI=0.165%)

より低い

(例:楽天VTI=0.03%)

といった違いがありますが、

ぶっちゃけ、どちらを購入するものおススメできます。

どっちがイイというより、どっちもイイです。

どちらがより自分に合うかです。

それでは、どんな人におススメできるのか解説していきます。

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こんな人には「投資信託」

つみたてNISAやiDeCoの非課税枠を使いたい人

投資信託や米国ETFを売却する時には税金がかかりますが、

税率は「20.315%」となかなか大きな数字です。

 

10万円も利益出てるやん、やったー!

と思って売却しても、

手元に残る利益は約8万円になります。

 

この売却時の税金が非課税になるのが、

  • つみたてNISA
  • iDeCo

という2つの制度です。

 

つまり、この2つの制度を使えば、

使わない場合に比べると「利益が20%も増える」ことになります。

使わないテはないくらいに、

お得な制度です。

 

ちなみにこの2つは、

 つみたてNISAiDeCo
年間の投資額の上限40万円

自営業者:81.6万円

専業主婦:27.6万円

会社員:14.4~27.6万円(企業年金の有無により変わります)

公務員:14.4万円

最低投資額100円

5000円

売却についていつでも可能原則60歳以降
投資期間最長で20年60歳になるまで
他の優遇制度なし掛金が全額所得控除になる

という違いがあります。

ややこしいな…

って人は次の事だけ覚えて下さい。

 

  • つみたてNISA:いつでも始られる。いつでも売却できる。
  • iDeCo:原則60歳まで止められない(最低の掛金5000円/月)代わりに、税金が安くなる。
  • 売却時に税金(20.315%)がかからないのは、どちらも同じ。

とりあえず投資を始めたいって人には、

「つみたてNISA」をおススメします。

資金が少ない人

多くのお金を投資に回せなないし、

多くのお金を投資するのは不安で。。。

という人には投資信託がおススメです。

  • 投資信託:最低で100円から投資が出来る
  • 米国ETF:「1口」という単位でしか投資出来なくて、1口=数千円~数万円する

と、米国ETFよりも投資信託の方が少ない資金で投資出来ます

 

ちなみに、大手ネット証券会社の最低投資額は、

証券会社最低投資額証券会社最低投資額
SBI証券100円マネックス証券100円
楽天証券100円松井証券 100円

とどこも100円から始められるようになっています。

 

対面型の銀行や証券会社、ゆうちょ銀行では、

1,000円~10,000円で始められるところが多いですが、

対面型の金融機関は、当ブログではおススメしていません。

なぜなら、

対面型で勧めてくる「いい商品」とは、

「(手数料が高くて、金融機関にとって)いい商品」

だからです。

このことから、口座開設がまだの人であれば、

ネット証券が圧倒的におススメです。

このに関しては、別記事で詳しく説明しています。

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完全にほったらかしたい人

投資信託や米国ETFは、

多くの会社の株式や債券を組み合わせています。

株式や債券は保有しているだけで、

利益や金利の一部を「配当金」という形で受け取れます。

簡単に言えば、

株式や債券を持っているだけで、

「お金がもらえる」ってこと。

 

米国ETFは配当金をもらえるので、

  • 配当金で投資するか(配当金再投資)
  • 配当金は使っていいお金にするか

自分で選ぶ必要があります。

 

一方で投資信託は、

  • 配当金を自動的に再投資してくれる

ので、配当金をどうするか決めなくていい分、

投資信託は「より完全なほったらかし投資」が可能になります。

 

投資信託ですべき事は、

  1. 積立投資の設定をする
  2. 積立投資を愚直に続ける
  3. 売却する

この3つだけです。

積立投資を続けて、投資期間と投資額が多くなるほど

「複利の力」が効いて、資産がグングン成長するようになります。

 

投資信託にしても、米国ETFにしてもでもっとも大事なのは、

なにもしない。

という事です。

この点については、別記事で深堀りしています。

インデックス投資家として、やらないと決めている5つの事
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こんな人には「米国ETF」

分配金をもらいたい人

投資信託は、

「配当金を自動的に再投資してくれるので、完全にほったらかせる」

 

と書きましたが、

米国ETFは配当金が出るので、

配当金をどう使うのか、

自分で決められます。

 

配当金の使い道としては、

  1. 配当金再投資する
  2. 他の資産を買う
  3. 貯蓄する
  4. 生活費に充てる
  5. 好きなことに使う

といった選択肢がありますが、

これらをどう使ってもいいのが、

配当金の嬉しいところですし、悩ましいところです。

 

とツイートしたところ、

多くの方が「配当金が投資を続けるモチベーションになる」

と考えているのが分かりました。

 

配当金の使い方について、

定年までずっと配当金再投資を続けて、

定年後は配当金を年金の足しにする。

というのもアリですし、

 

配当金でスマホ代を払っているよ。

というもの勿論アリですし、

 

お金は使わないと価値を発揮できないので、

配当金で家族と旅行に行っちゃう。

というのも素敵な使い方ですね。

 

「配当金をどうするか」という

自由度が高いのが、米国ETFの魅力です。

 

デメリットとしては、

  1. 配当金には国内の税金=20.315%と、現地の税金=10%の両方が掛かってくる
  2. 最低投資金額として数千円~数万円以上が必要
  3. 積立投資の設定がSBI証券しかない

という3点になります。

 

特に、SBI証券以外では米国ETFの積立設定がない

のは留意しておくポイントです。

他の証券会社の場合は、毎回自分で買うしかありません。

1回あたりの買付けが数分~10分程度だったとしても、

何年もそれを続けると、多くの時間を費やすことになります。

SBI証券の自動積立はめっちゃおススメです。

他の証券会社に自動積立の設定がないのが

ナゾなほど便利な機能です。

SBI証券での、米国ETFの自動積立については、

別記事でより詳しく解説しています。

【住信SBIネット銀行、SBI証券】米国ETFへの投資を自動化する方法
米国ETFで積立投資をしたい場合、SBI証券と住信SBIネット銀行のサービスを利用することにより、運用のほとんどを自動化することが出来ます。米国ETFの積立投資を行うのに、必要な作業は以下の3つです。【住信SBIネット銀行...

まとめ

以上、投資信託と米国ETFについて、

どのような人におススメ出来るかについてでした。

「シンプルに解説」

と言ったのに長くなってしまいました(笑)

 

再度まとめると、

それぞれおススメ出来る人は、

【投資信託】

  • つみたてNISAやiDeCoの非課税枠を使いたい人
  • 資金が少ない人
  • 完全にほったらかしたい人

【米国ETF】

  • 配当金を貰いたい人

となります。

といっても、どちらか一方を選択する必要はありません。

 

私の場合、投資信託と米国ETFの両方に投資をしています。

  • 投資信託:つみたてNISAとiDeCoで、全米株式と8資産均等に投資
  • 米国ETF:高配当ETFであるSPYDとHDVに投資

とそれぞれ違う資産に投資をしています。

 

各々の目的は、

  • 投資信託:資産額の増加を狙いつつ、非課税制度を利用する
  • 米国ETF:配当金を老後のベーシックインカムにしたい

とそれぞれ違う目的です。

この点については、別記事で深掘りしています。

米国高配当ETFの運用方針について(HDVとSPYDで金のなる木を作りたい)
「何もしないで、お金をもらいたい!」これが米国高配当ETFに投資している動機です。めっちゃシンプルです(笑)  米国ETFにはWealthNaviで出会い、1年半ほど積み立てていましたが、WealthNaviは手数...

 

ちなみに証券会社はSBI証券をメインに運用しています。

  • 米国ETFの自動積立を利用したい
  • 投資信託と米国ETFをSBI証券にまとめて、管理しやすくしている

といった理由からです。

  • 米国ETFの自動積立はSBI証券だけのサービス
  • 米国ETF、投資信託ともに豊富な銘柄を揃えている

のもおススメできるポイントです。

SBI証券に興味のある方は、下記リンクから無料で口座開設が出来ます。

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