「投資を始めたい」と思った時にはまず知識を得ることから始める事が多いでしょう。
とはいえ、世の中にはお金に関するトンデモ情報やぼったくり情報があふれています。
実際、私もしっかり騙されていました…(笑)

従来からある本、雑誌に加えて、最近ではネットニュースやSNSから情報を得ている人も多いでしょう。
ちょっと前には、noteというサービスで投資のノウハウを〇千円~〇万円で売るのが流行っていました。
個人的には、広く認められた投資の名著が1000~2000円で読めるのに、役に立つかも分からないnoteに大金を出すのを不思議に思っていました。
noteに関しても「ぼったくられた!」と感じている人がいるかもしれません。
ここでは、投資初心者が読むことで、お金の貯まるスピードがグッと高くなるであろう本×4冊を紹介します。
ここの4冊なら全部読んでも6000円程度です。
この記事は
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に向けた内容となっています。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
お金の増やし方を知らない「ド素人」とお金について熟知している「お金のプロ=山崎元さん」との会話形式になっています。
サクサクと読み進められるため、投資初心者にとっても分かりやすい一冊となっています。
銀行、投資、保険、家といったお金をよく使う場面について解説されています。
会話形式の本だと、聞き手が読み手よりそれなりに知識がある場合があります。
その点、この本では本当に「ド素人」として、初歩的なことをどんどん質問してくれています。
初版が2015年と若干古いため、勧められている投資信託の内容や数値、SBI証券の設定画面等が2020年現在と合わないところがあります。
実際に自分で運用する場合には、再度自分で調べる必要がありそうですね。
(漫画)バビロン大富豪の教え
1926年に出版された「THE RICHEST MAN IN BBYLON(邦題:バビロンの大富豪)」を原作とする漫画版です。
「なんか古い本だし、漫画か…」
と思った人もいるでしょう。
100年近く読まれているだけあって、どのような考え方/行動をすればお金に恵まれるかという考えがしっかりと分かるようになっています。
原作も読みましたが、漫画版も大切な部分についての内容は変わらずに教えてくれるものでした。
漫画版なら気軽に読めますし、何度も読み返せるのが投資初心者の方にはいいと思います。
内容としてはごくシンプルなもので、お金が恵まれるよう次にような七つの考え方について物語形式で教えてくれます。
<黄金に愛される七つ道具>
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ざっくりとまとめると
「しっかりと働いて、倹約してちょっとずつ貯めて、貯まったら投資しよう」
「(働くときもお金を使う時も)目先の事だけに囚われずに、どうすれば将来大きくなって帰って来るか考えよう」
ということです。
ごく当然ことですが、シンプルがゆえに子供への金融教育としても使えそうな内容となっています。
本当の自由を手に入れる お金の大学
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お金は寝かせてふやしなさい
両学長と同じく、ネット界隈での有名な水瀬ケンイチさんによるインデックス投資の名著です。
株価指数に連動するインデックス投資といえば
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といったところです。
インデックス投資の優位性を勧める本は数多くありますが、著者自身が長年インデックス投資を続けてきた経験を語っている本は多くありません。
そのため、本書からは確かな説得力を感じます。
本書の中に、著者の2004年以降の15年間の資産額を紹介している「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」という項があります。
ライブドアショック、リーマンショック、ギリシャショック、東日本大震災などの暴落で資産額が大きく毀損したこと。
その後に、数年かけてやっと回復したことについて紹介されています。
今年のコロナショックで大きなダメージあった時にも、本書を読みかえすことでちょっと冷静になれました。
(後になって振り返れば、コロナショックは実はまだまだ序章なのかもしれません)
また、最近では米国株=最強との論調が強いですが、その時期によって日本株だったり新興国株のパフォーマンスが優れていた時期があるのも分かります。
現在の問題が過去と同様の道を辿るという保証はありませんが、過去の事例を知っておくことで新たな問題に対処する際の助けとなるとなるのは確かです。
「お金も勿論ですが、時間も大切にしたいので投資に割く時間は必要最小限にしたい」という方であれば(私もこのタイプです)
本書をしっかりと読む →手数料が安く、分散の聞いたインデックスファンドへの積立投資の設定を行う →出来るだけ長く寝かせる |
これだけでOKです。
もし、インデックス投資を続けていて不安になったり、資産を売りたくなった時には本書を読み返すだけでOKです。
まとめ
以上、4冊を紹介してきました。
必要な知識は時代によって変化しますので、適宜知識のアップデートは必要だとは思います。
ですが、現時点においてはこの4冊があれば、かなりの場面において対処することが出来るでしょう。
広く認められた書物で紹介されていることは
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といったシンプルなことだなと感じます。
意外と実践しやすい事ばかりですので、しっかり実践していきたいです。