店舗の近くを通ると漂ってくる、あの独特の甘い匂い。
大阪・梅田の店舗からスタートしたマネケンのベルギーワッフルは、
今では店舗は九州~関東、袋詰めのワッフルは全国で購入が可能で、全国区の知名度を誇ります。

でも、昔はもっと安く買えた気がします。
今回は、マネケンの「プレーンワッフル」の価格推移について、
ネット上の古い記録や公式発表からご紹介します。
マネケン・プレーンワッフルの価格推移まとめ
「プレーンワッフル」の価格変遷は一覧表のとおりです。
| 税込価格 | 税抜価格 | 主な背景 | |
| 2009年以前〜 | 126円 | 120円 | 消費税5%時代の安定価格 |
| 2014年4月〜 | 129円 | 120円 | 消費税8%増税(本体価格は据え置き) |
| 2019年4月〜 | 140円 | 130円 | 消費税10%化を前にしたベースアップ |
| 2022年7月〜 | 150円台? | 不明 | 世界的な資材・原材料高騰の影響 |
| 2023年10月〜 | 160円 | – | 公式発表による価格改定 |
| 2025年5月21日〜 | 170円 | – | 最新の公式発表価格 |
長かった「税抜 120円」時代(2009年以前〜2019年)
驚くべきことに、「税抜120円」という価格が2009年以前から2019年まで、
実に10年以上も続いていました。

もっと安く変えた気がしてた理由はこれ。
食べログに残る「126円」の証言
当時の食べログの古いレビューでも確認すると、
プレーン= 126円と記載された記録が見つかります。
「プレーン 126円
焼きショコラ 147円
アーモンド 147円
ハチミツレモン 147円
チョコ 147円やはり、ノーマルのプレーンが一番だけど、チョコやアーモンドも、だいたい買います。」
「そんなときに、マネケンのワッフルはもってこい。
甘いモノが苦手な人には受け付けないと思うけど、
女の子でワッフルが嫌いって人は、あんまりいないでしょ、たぶん。値段も意外と安いです。プレーンで120円少々。」

少なくとも2009年には126円だったようです。
消費税8%時も「本体価格」は守られた
2014年4月、消費税が5%から8%に上がった際、
多くの飲食店が便乗値上げやベースアップを行いました。
しかし、マネケンは本体価格を120円に据え置き、税込価格を129円とする対応をとりました。
この「長期間、本体価格を変えない」という企業努力が、
私たちの「マネケン=手軽で安心」という信頼感を作っていたと言えます。
ついに訪れた「10円」のベースアップ(2019年)
長らく「税抜120円」を守ってきたマネケンですが、
2019年4月、ついにその壁が破られます。
消費税が10%に上がる半年前に、本体価格を130円(税込140円)へと引き上げたのです。
SNSでの反応(2019年当時)
「長年頑張ってくれたマネケンがついに値上げか……。今までが安すぎたんや、ありがとうマネケン!」
このように、値上げを悲しむ声よりも、
それまでの企業努力を称える声が多く見られたのが非常に印象的でした。
2023年以降、加速する価格改定の波
2022年以降、世界的な原材料不足やエネルギー価格の激しい高騰を受け、改定の頻度が上がっています。
- 2023年10月1日: 税込160円へ改定
- 2025年5月21日: 税込170円へ改定(最新)
かつて「130円あればお釣りが来た」プレーンワッフルは、今や170円。
10年前と比較すると約35%の上昇となります。
筆者のつぶやき
「551の豚まん」や「りくろーおじさんのチーズケーキ」と同じく、関西の定番おやつがどんどん高級品になっていくのは少し寂しいですね……。
マネケンと「匂い」の記憶:1号店から現在まで
マネケンの歴史を語る上で欠かせないのが、
その「発祥の地」と「あの独特の甘い匂い」のエピソードです。
1号店は梅田の新阪急八番街にあった(現在は閉店)
マネケンの歴史は、1986年11月、大阪・梅田の「新阪急八番街」(現在の阪急うめだ本店付近)にオープンした1号店から始まりました。
当時はイートインもできる店舗で、ここから日本中にベルギーワッフルブームが広がっていきました。
残念ながら1号店は再開発等により現在は閉店していますが、
ごく近所にある「JR大阪駅店」(御堂筋南口出口)などに引き継がれています。
地下鉄からJR大阪駅に乗り換える際に、何度も甘い匂いに負けてきた
私自身、地下鉄御堂筋線からJRに乗り換える際、
JR大阪駅店の前を通るときの「あの匂い」には何度も敗北してきました。
よくある光景
特に買うつもりはなかったのに……あのバターと砂糖が焦げる匂いを嗅いだ瞬間、無意識に列に並んで「プレーン5個ください!」と言ってしまう。
今はJR大阪駅を利用することは少なくなっていますが、
あの甘い匂いをかぐと、いまでも当時の「大阪・梅田」を思い出します。
工場から漂う甘い匂い(能勢街道でのサイクリング中の体験)
マネケンのワッフルは、吹田市の江坂工場、伊丹工場、そして大阪府豊能郡の能勢工場で製造されています。
以前、趣味のサイクリングで能勢街道(国道173号)を走っていた時のことです。
たまたま能勢工場の前を通りかかった瞬間、あの「甘い匂い」が周囲の田園風景に広がっていました。

ワッフル食べたい!!
と思いながら山を登った思い出。
ローカルな話題ですが、大阪の北摂地域のサイクリストには分かるかもしれません。
まとめ
2025年5月の改定で、プレーンワッフルは170円時代へと突入します。
126円だった時代を知る者としては、時代の変化を感じざるを得ません。
しかし、1986年の創業から変わらず、私たちの足を止めさせるあの甘い匂い、
サクッとした食感、そしてパールシュガーのシャリッとしたアクセント。
たとえ価格が変わっても、マネケンが提供してくれる「駅で買える小さな幸せ」の価値は、これからも変わることはありません。
最後に一言
次に駅であの匂いを嗅いだら、値上げなんて気にせず、また焼きたてを1つ買ってしまいそうです。

