「物価が高くなったのに、給料はそのままで生活が苦しい」
という人も多いと思います。
が、実際も物価はどれくらい上がっているんでしょうか?
この記事では、私が大阪府豊中市で過ごした1993年当時の卒業アルバムを元に、
当時と現在の価格を比較しています。
阪急バスや北大阪急行線の運賃など、地元の人には懐かしい数字もあわせて紹介します
それにしても、何十年後の将来のために、当時の物価を記録するなんて、
ごく現実的な小学生もいたもんです。

当時はなんとも思わずに読んでいましたが、
年数が経つほど、興味深さが増してきます。
この記事を読むと以下が分かります。
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物価がどれくらい上昇しているか、5つのジャンル別に紹介していきます。

1993年(平成5年)3月18日当時の卒業アルバムに記された物価一覧(大阪府豊中市の小学校にて)
1993年の通信費(はがき41円・公衆電話・切手の料金)
5つのジャンルのうち、最も時代の変遷を反映するのが通信費です。

1993年ごろは留守電が付いただけで、
「おぉっ!」となっていました
| 1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
| 電話代(公衆電話) | 10円(3分) | 10円(57.5秒) | 3.13倍 |
| テレカ | 500円(50度数) | 販売停止 | ∞ |
| はがきの切手 |
41円 |
62円 |
1.51倍 |
| コピー | 10円(1回) | 10円(1回) | 0% |
1993年当時、ほとんどの小学生は携帯電話は見たことも触ったこともありませんでした。

携帯電話=刑事ドラマで見る、車の中に備え付けられてるもの。
電話代が3分=10円というのは区域内の公衆電話での価格でした。
現在の価格は1分未満で10円と、1993年当時の3倍強の値段と一気に高くなっていました。
現在では、公衆電話を使う機会がまずないし、
10~20代の若い人は、使い方も知らないんじゃないでしょうか?

事実、1996年生まれのうちの妻も、
公衆電話の使い方は分からないです。
次のテレカはすっかり絶滅危惧種になりました。
今や、子供も普通にスマホを持っているし、LINEで無料で通話もできます。
かつではオリジナルデザインのテレカも多かったですが、
オリジナル印刷サービスは2022年で終了したそうです。

そーいや、おじいちゃんが、
自分が囲碁してるテレカを作ってました。。。
はがきについては別記事で価格推移をまとめています。
1993年には、はがきを出すことが一般的な時代でしたが、
現在はそのような文化もあまり見なくなりましたね。

1993年ごろは”文通”があった最後の時代でもありました。

電話代、テレカ、はがきについては利用する機会がグッとへったこともあり、
利用料金もグッと上がっています。
反対にコピーは値段が変わっていない珍しいサービスです。
ちなみに、2026年現在の価格は以下の通りです。
| 店舗 | A4モノクロ1枚料金 | 備考 |
|---|---|---|
| セブンイレブン | 10円 | B5/B4/A3も同額 |
| ファミリーマート | 10円 | B5/B4/A3も同額 |
| ローソン | 10円 | B5/B4/A3も同額 |
| ミニストップ | 5円 | 最安値、A3は10円 |

店舗数は少ないけど、ミニストップが断トツで安価です。
1993年の交通費(北大阪急行・阪急バスの運賃)
豊中市の小学生の卒業アルバムという性質上、
「千里中央~はっとり緑地」とむちゃくちゃローカルなバス代、電車賃が記録されていました。

豊中~吹田~箕面あたりに住んでいた人は、
きっと懐かしいはず。
| 1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
| バス代(阪急バス・豊中市内線) | 190円 | 220円 | 1.16倍 |
| 電車賃(北大阪急行・千里中央~服部緑地) | 40円(子供料金?) →80円(大人) |
120円 | 1.5倍 |
確かに値上がりしてはいるものの、バス代も電車賃も大きくは変わっていません。
ちなみに電車賃は、日本で1番初乗り運賃が安くて有名な北大阪急行のものです。

今でも十分に安いですが、
1993年当時は異様に安いですね。
1993年の筆記具(シャープペンや鉛筆など文房具の値段)
現代は、文房具は全て100均で買えます。
よって、5つのジャンルの中で最も物価上昇の感じられないジャンルでした。
| 1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
| シャーペン | 100円(1本) | 100円(1本) | 1倍 |
| シャーシン | 200円(40本入り) | 100円(40本) | 0.5倍 |
| ノート | 100円(1冊) | 100円(1冊) | 1倍 |
| 鉛筆 | 50円(1本) | 50円(1本) | 1倍 |

なんなら1993年より安く買えるもののあります。
1993年ごろは、文房具を買おうとすると、文房具屋さんに行っていました。
今はなんでも100均で買えるのもあって、文房具屋さんって見なくなりました。

文房具屋さんのワクワク感も楽しかったんですけどね。
1993年のエンタメ関係(コロコロ・ジャンプや当時のゲーセン・ガチャガチャの価格)
| 1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
| ガチャガチャ | 100円 | 100円~200円 | 1~2倍 |
| UFOキャッチャー | 100円 | 100円~200円 | 1~2倍 |
| ジャンプ | 200円 | 250円 | 1.25倍 |
| マンガ本(ジャンプコミックス) | 390円 | 440円 | 1.13倍 |
| ボンボン |
480円 |
廃刊 |
ー |
| ストⅡ(ゲーセン) | 50円 | 100円 | 2倍 |
| コロコロ | 360円 | 550円 | 1.5倍 |
週刊少年ジャンプとジャンプ・コミックスの価格推移については、
別記事でより詳しく紹介しています。

1993年といえば、
“ジャンプ黄金期”でした。


そして、コロコロの550円という価格も驚きです。
自分が子供の頃と同じ感覚で、子供の小遣いを決めたら可哀そうですね。

550円は小学生低学年にはなかなかの価格です。
1993年の飲食関係(100円の駄菓子・ジュース・かけそばの値段)
ジュース、かけそばの値段がさほど変わってない事も驚きですが、
子供がいかに駄菓子のことを考えているかも驚異的です。
卒業アルバムには、31種類の商品・サービスの価格が書かれていましたが、
なんと11種類が駄菓子です。

子供の脳内の1/3は駄菓子。
改めて、卒業アルバムに記録された商品・サービスを見ると、
いかに駄菓子が子供の生活の大部分を占めていたかが分かります。
それも、リストの前半部分に駄菓子が集中していました。

パッと頭に浮かんだのが駄菓子。
種類が多いので表にはまとめていませんが、
値段がほぼそのままなのは、改めて考えると企業努力の成果ですね。
| 1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
| 駄菓子 | 今と同じ値段 | ||
| ジュース | 110円 | 120円 | 1.09倍 |
| かけそば | 200円 | 230円 | 1.15倍 |
いまも昔も子供も大好きな「ガリガリ君」について、
1981年の発売以来の価格推移をまとめています。

ところで、卒業アルバムには「マクドナルド」が記録されていませんでした。
当時はハンバーガー=210円したので、小学生が手軽に買えるものじゃありませんでした。
マクドナルドの価格推移を別記事でまとめていますので、気になった方はどうぞ。

100円バーガーで子供でも食べられるようになるのは、
実はもっとあとの時代です。

まとめ
以上、豊中市の小学校の卒業アルバムから、1993年当時の物価をご紹介しました。
ざっと均すと、1993年から現在までで約1.1~1.5倍程度の値上がりとなっていました。
ちなみに、1年あたり1~2%のペースで物価が上がるとすると、
100円のものが26年後には128~164円になります。
1.3~1.6倍ということで卒業アルバムから調べた価格とほぼ合致してますね。

