「物価が高くなったけど給料はそのままなので生活が苦しい」
って人も多いと思いますが、
実際のところ物価はどれくらい上がっているんでしょうか?
1993年の小学校の卒業アルバムに当時の物価が書いていたので、
現在の物価と比べてみました。
それにしても、小学生で将来の物価とどれくらい違うのか興味を持つなんて、
面白いというかごく現実的な子供もいたもんです。
当時はなんとも思わずに読み飛ばしましたが、
今読み返すとなかなか面白い!
この記事を読むと以下が分かります。
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それでは物価がどれくらい上昇しているかどうか、
5つのジャンルに分けて紹介していきます。
1990年代前半の通信費
5つのジャンルのうち、最も時代を反映するのが通信費です。
この頃は留守電で「おぉっ!」となっていました
1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
電話 | 10円(3分) | 10円(57.5秒) | 3.13倍 |
テレカ | 500円(50度数) | 販売停止 | ∞ |
はがきの切手 |
41円 |
62円 |
1.51倍 |
コピー | 10円(1回) | 10円(1回) | 0% |
1993年当時、ほとんどの小学生は携帯電話は見たことも触ったこともありませんでした。
携帯電話=トレンディドラマで見るもの。
電話代が3分=10円というのは区域内の公衆電話で価格ですので、
現在の価格を調べてみました。
長いこと公衆電話を使ったことがなかったのですが、
3倍強の値段とえらく高くなっていました。
現在では、公衆電話を使う機会がまずありませんし、
今の20代の人は使い方も知らないんじゃないでしょうか?
実際、20代のうちの妻も公衆電話の使い方は分からないそうです。
次に、テレカについてはすっかり絶滅危惧種になっちゃいました。
今や、子供も普通にスマホを持っていて、LINEで無料で電話できます。
こんな未来になるなんて、
考えもしませんでした。。。
1990年代前半の交通費
非常にローカルな路線の価格が記録されていたので、
当時住んでいた場所が丸わかりです(笑)
1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
バス代(豊中市内線) | 190円 | 220円 | 1.16倍 |
電車賃(千里中央~服部緑地緑地) | 40円(子供料金?) →80円(大人) |
120円 | 1.5倍 |
物価上昇率が平均で1~2%で26年経ったとすると、
ほぼ妥当な価格となっています。
ちなみに電車運賃は日本国内で初乗り運賃が最も安くて、
マニアの方には有名な北大阪急行のものです。
今でも十分に安いですが26年前は異様に安いですね。
1990年代前半の筆記具
現代の小学生がどこで文房具を買うかなと考えると、
全て100均で事足ります。
5つのジャンルの中で、
唯一物価上昇の感じられないジャンルでした。
1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
シャーペン | 100円(1本) | 100円(1本) | 1倍 |
シャーシン | 200円(40本入り) | 100円(40本) | 0.5倍 |
ノート | 100円(1冊) | 100円(1冊) | 1倍 |
鉛筆 | 50円(1本) | 50円(1本) | 1倍 |
25年前は文房具屋さんに行って買ってた時代ですが、
今では100均でなんでも買えるので、
いわゆる文房具屋さんってなかなか見なくなりました。
よって物価上昇はほとんど感じられない、
もしくは25年前より安く買うことが出来るようになりました。
1990年代前半のエンタメ関係
1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
ガチャガチャ | 100円 | 100円~200円 | 1~2倍 |
UFOキャッチャー | 100円 | 100円~200円 | 1~2倍 |
ジャンプ | 200円 | 250円 | 1.25倍 |
コミックス | 390円 | 440円 | 1.13倍 |
ボンボン |
480円 |
廃刊 |
ー |
ストⅡ(ゲーセン) | 50円 | 100円 | 2倍 |
コロコロ | 360円 | 550円 | 1.5倍 |
コロコロ高っか!!
小学低学年で550円はなかなか高いですね。
そしてボンボンってなんだっけ…!?
価格の上昇を考えると、
自分の頃と同じ感覚で、子供の小遣いを決めたら可哀そうですね。
ちなみに、週刊少年ジャンプとジャンプ・コミックスの価格推移については、
別記事でより詳しく紹介しています。
同じ”ジャンプ”なのに、
価格の上がり方が違って面白いよ。
1990年代前半の飲食関係
ジュース、かけそば(渋い!)の値段がさほど変わってない事に驚きましたが、
子供がいかに駄菓子のことを考えているかにも驚きました。
卒業アルバムには、31種類の商品の価格が書かれていましたが、
なんと11種類が駄菓子です(笑)
脳内の1/3は駄菓子。
卒業アルバムに記録された種類をみていくと、
子供の頭の中のかなりの部分を駄菓子が占めることが分かります。
それも、リストの前半部分に駄菓子がまとめて書かれていたので、
もはや半分は駄菓子といってしまっても良いかもしれません。
パッと頭に浮かんだのが駄菓子。
種類が多いので表にはまとめていませんが(邪魔くさい…)
値段がほぼそのままなのは、改めて考えると企業努力の成果ですね。
1993年 | 2018年 | 物価上昇 | |
駄菓子 | 今と同じ値段 | ||
ジュース | 110円 | 120円 | 1.09倍 |
かけそば | 200円 | 230円 | 1.15倍 |
別記事では子供も大好きな「ガリガリ君」について、
1981年の発売以来の価格推移をまとめています。
まとめ
あくまでも小学校の卒業アルバムからの調べですが、
物価上昇について5つのジャンルに分けて比べてみたところ、
1993年からおおよそ1.1~1.5倍程度の値上がりとなっていました。
ちなみに、1年あたり1~2%のペースで物価が上がるとすると、
100円のものが26年後には128~164円になります。
1.3~1.6倍ということで卒業アルバムから調べた価格とほぼ合致してきます。
今回は、卒業アルバムに記録されていた物価を現在と比べてみました。
ところで、卒業アルバムには「マクドナルド」が記録されていませんでした。
意外ですが、当時はハンバーガー=210円したので、
そんなに安い食べ物じゃなかった。
マクドナルドの価格推移も面白いので、
以下の記事にて紹介しています↓↓↓